大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
復興デザイン教育研究センター(CERD)

被害【令和2年7月豪雨】由布市挾間町挾間

|災害番号:012150|固有コード:01215009

災害の詳細を見る →

市町村
由布市

概要(被害)

「男性が車で出かけたまま帰ってこない」と家族から通報があった。8日に町内を流れる黒川で男性が乗っていたと見られる自動車が発見された。その後も行方がわからなかったが、14日正午ごろ大分市荏隈の大分川の川岸で遺体が発見された。

【出典:NHKニュース】

災害概要

7月6日から8日にかけて梅雨前線が九州付近に停滞し、太平洋高気圧の周辺から梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、九州では大気の状態が非常に不安定な状況が続いため、広い範囲で記録的な大雨となった。

大分県では、西部、北部、中部を中心に8地点で24時間降水量が250ミリを超え、これまでの記録を更新する大雨となった。特に玖珠では、24時間降水量310.0ミリを観測、椿ヶ鼻(日田市)では24時間降水量497.0ミリを観測した。このほか、中津:253.5ミリ、杵築:276.0ミリを含め、4地点で観測史上1位の記録を更新した。日田市中津江付近と天ヶ瀬付近及び玖珠町付近には、7月7日06時15分に記録的短時間大雨情報を発表した。また、7月8日01時27分竹田市竹田付近と7月8日01時44分豊後大野市緒方付近に記録的短時間大雨情報を発表した。

【出典:災害時気象資料―令和2年7月6日から8日にかけての大分県の大雨について―】

7月6日から8日にかけて梅雨前線が九州付近に停滞し、太平洋高気圧の周辺から梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、九州では大気の状態が非常に不安定な状況が続いため、広い範囲で記録的な大雨となった。

○人的被害
死者:6名 (日田市天瀬町1名、由布市湯布院町湯平4名、由布市狭間町1名)
負傷者:5名
7月7日:別府市(家屋の雨漏り作業中に転落し負傷、重症1名)
7月8日:竹田市(住家が土砂に巻き込まれ倒壊し負傷、軽症1名、中等症1名)
7月10日:日田市(避難所の玄関で転倒し負傷、中等症1名)
7月12日:日田市(避難所内で転倒し負傷(骨折)1名)
〇建物被害
住家:1,306棟(全壊63棟、半壊181棟、一部損壊326棟、床上浸水297棟、床下浸水439棟)
非住家:204棟
〇道路被害:374件(国道42件、県道122件、市町村道210件)
〇河川被害:1,113件
〇土砂被害:10件(土石流1件、がけ崩れ8件、地すべり1件)
〇農林水産業施設等被害
農地・農業用施設被害、林地崩壊など計5,126件(その他未確認箇所あり)うち、
ため池損壊・漏水等21件大分市1、日田市1、豊後高田市2、杵築市9、由布市3、国東市4、日出町1

【出典:大分地方気象台提供資料】

災害データ

最低気圧
-
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
-
最大風速の風向
-
最大風速
-
最大風速の観測地
-
最大風速の観測日時
-
累積最大降水量
813ミリ
累積最大降水量観測地
椿ヶ鼻
日最大降水量
437.5ミリ
日最大降水量観測地
椿ヶ鼻
最大日降水量の観測年月日
2020/7/7
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
椿ヶ鼻
最大1時間降水量の観測年月日時間
2020/7/7 2:54
死者・行方不明者数
6人
負傷者数
4人
住家全壊/全焼数
69戸(棟)
住家半壊/半焼数
209戸(棟)
住家一部損壊数
214戸(棟)
床上浸水数
129戸(棟)
床下浸水数
469戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
400か所
橋梁被害
14か所
山・崖崩れ
-
被害総額
66,311,869 千円

主な被害

マップを見る

14軒あった旅館のうち、8軒に被害があり、浸水や温泉が流れる配管の流失、泉源や露天風呂への土砂の流入などが発生した。

床上浸水が発生した。

裏山の土砂が崩れ、川と道路を乗り越えた土砂により住宅が全壊した。

山国川の増水により河川プール内の更衣室やトイレが床上浸水、管理棟が床下浸水、プール内に土砂が堆積するなどの被害が出た。

橋の基礎が流失したため落橋した。

床上浸水が発生した。

付近で数件の床上浸水が発生した。

床上浸水が発生した。

裏山の土砂が崩れ、流れ込んだ土砂により住宅が全壊した。

床上浸水が発生した。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第37報)】

全長113メートルのうち25メートルが崩落。橋に通っていた水道管も流されたため北山田地区の一部360戸が一時断水した。

斜面の崩壊により地区の集会所、倉庫2棟が流失した。

溜池の堤体が崩壊した。

合鶴地区、平野地区あわせて一時8世帯19人が孤立した。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 17 報)】

合鶴地区、平野地区あわせて一時8世帯19人が孤立した。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 17 報)】

池の堤の法面が陥没し、直径2メートルほどの穴ができていて、別の場所からは水が漏れ出ているのも確認された。市は決壊の恐れがあるとして11日午後4時20分、平山区の7世帯20人に避難勧告を出した。

【出典:NHKニュース】

県道日田鹿本線が全面通行止めになり、一時3世帯5人が孤立状態になった。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 22 報)】

9棟の床上浸水、9棟の床下浸水が発生した。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 37 報)】

30棟の床上浸水、42棟の床下浸水が発生した。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 37 報)】

9棟の床上浸水、72棟の床下浸水が発生した。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 17 報)】

床上浸水が発生した。

2棟の床下浸水が発生した。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 28 報)】

住宅5棟が全壊、42棟の床上浸水、21棟の床下浸水が発生した。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 37 報)】

2棟の床上浸水、4棟の床下浸水が発生した。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 37 報)】

1棟の床上浸水、4棟の床下浸水が発生した。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 17 報)】

1棟の床上浸水が発生した。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第10報)】

5棟の床上浸水、1棟の床下浸水が発生した。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 28 報)】

30棟の床上浸水、7棟の床下浸水が発生した。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 28 報)】

1棟の床上浸水が発生した。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第 13 報)】

2棟の床上浸水、4棟の床下浸水が発生した。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 28 報)】

一時25世帯62人が孤立状態になった。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第9報)】

一時1世帯2人が孤立状態になった。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第9報)】

一時6世帯12人が孤立状態になった。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第9報)】

床上浸水が発生した。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第8報)】

一時3世帯5人が孤立状態になった。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第8報)】

黒川の氾濫により黒川橋が流失、また付近の住宅1棟も流失した。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第9報)】

3棟の床上浸水が発生した。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第11報)】

一時5世帯12人が孤立状態になった。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第7報)】

野上川の氾濫により住宅1棟が流失した。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第8報)】

土砂崩れにより住宅1棟が全壊した。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第8報)】

床上浸水が発生した。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第8報)】

一時4世帯7人が孤立状態になった。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第7報)】

一時1世帯3人が孤立状態になった。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第7報)】

1棟が全壊、一時16世帯31人が孤立状態になった。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 16 報)】

一時7世帯22人が孤立状態になった。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第7報)】

床上浸水が発生した。

床上浸水が発生した。

一時3世帯9人が孤立状態になった。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第7報)】

床上浸水が発生した。

床上浸水が発生した。

床上浸水が発生した。

床上浸水が発生した。

床上浸水が発生した。

水分トンネル付近で土砂が流入し不通となった。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 25 報)】

JR久大本線の橋が流失し不通となった。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 25 報)】

久留米側の盛土が流失。その後、8月8日に日田~豊後森駅間の運転が再開された。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 25 報)】

土砂の流失により上下線で通行止めになった。

【出典:令和2年7月6日大雨警報に関する災害情報について(第4報)】

玖珠川の増水によって道路が長さ80メートルにわたって崩落。日田市天瀬町赤岩から玖珠町山浦まで通行止めになったが、24時間体制で復旧が進られ、8月17日午前7時から片側交互通行で開通された。

【出典:NHKニュース/一般国道210号日田市天瀬町赤岩地区の 応急復旧見込みについて(第15報)(九州地方整備局大分河川国道事務所)】

県の指定文化財となっている県内最古の石造アーチ橋。豪雨のため完全に流失した。(平成24年の豪雨でも橋の一部が流される被害を受けていた)

【出典:NHKニュース】

避難所の玄関で転倒し1人が負傷した。

避難所内で転倒し1人が骨折した。

野上川にかかるJR久大本線の橋が流失し不通となった。

【出典:「令和2年7月豪雨」に関する災害情報について(第 25 報)】

筑後川(三隈川)の増水により温泉街の川岸に係留していた20あまりの屋形船のうち少なくとも13隻が流されたり壊れたりする被害が出た。

【出典:NHKニュース】

「津江老人福祉センター」の裏山が土砂崩れを起こし、「中津江高齢者福祉センター」では建物の中にまで土砂が流れ込んだ。施設に入所していた3人は事前に避難を行い無事だった。

【出典:NHKニュース】

玖珠川からあふれた水が住宅に大量に流れ込みこの家に住む70代の女性が流された。その後、行方がわからなくなっていたが、19日午前9時すぎ福岡県朝倉市杷木久喜宮を流れる筑後川の川岸で遺体で発見された。

【出典:NHKニュース】

大分川の水があふれたため付近が浸水した(浸水範囲は約1.6ヘクタール)。国土交通省と気象台は午前0時40分、「氾濫発生情報」を発表した。

【出典:NHKニュース/令和2年7月豪雨に伴う出水について(速報版)(大分川水系)(九州地方整備局大分河川国道事務所)】

花合野川に車が流され近くの木に人が登って助けを求めているという通報があった。車には地元で旅館業を営んでいる家族4人が乗っており、避難の途中に立ち往生し流されたと見られている。8日午後1時過ぎに10キロあまり下流の由布市挾間町で80代の女性、23日には20代の男性、25日には由布市庄内町で50代の女性の遺体が発見された。9月8日には大分市荏隈の大分川の下流域で人の骨の一部が発見され、行方不明だった50代の男性と確認された。

【出典:NHKニュース】

「家の中の腰ぐらいの高さまで水が入り込んでいる」と救助要請の連絡があり、消防が救助した。付近では尼ケ瀬川の氾濫により6棟が床下浸水した。

【出典:NHKニュース】

高さ50メートルほどの斜面が崩れ、土砂が住宅に流れ込み住民の80代の男女が巻き込まれた。2時間近くにわたる救助活動で2人とも救出された。女性は腰などに軽いけがを負った。

【出典:NHKニュース】

筑後川の水があふれたために市営住宅6棟を含む住宅が床上浸水した。浸水範囲は約3ヘクタール。住民たちは市営住宅の2階に避難していたが消防により救出された。また7月8日0:45にも同じ場所で氾濫が発生した。

【出典:NHKニュース/令和2年7月豪雨出水概要(九州地方筑後川河川事務所)】

玖珠川の増水により橋が流失した。

【出典:NHKニュース】

市内の50代の男性が知人の住宅の屋根に上り雨漏りの修理をしていたところ、誤って転落し腰の骨を折る大けがを負った。

【出典:NHKニュース】

災害一覧に戻る