大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【平成5年6月大雨】

発生期間 平成5年6月12日-平成5年6月19日 |災害番号:010240|固有コード:01024000

災害の種別
大雨
市町村
日田市 竹田市

概要

13〜19日にかけて梅雨前線が九州の北岸から中部に停滞したため、県下は16日の日中と17日の日中を除き連日雷を伴い雨となった。特に、18~19日にかけ、梅雨前線の活動が強まり県の西部で200ミリ、中部で150ミリを超える雨となった。期間中の総降水量は、釈迦岳で635ミリとなったほか西部で300ミリ、その他の地域でも200ミリを超えた。

18日15時ごろ上津江村役場の職員が乗った災害パトロール車が同村葛の県道で土砂崩れに巻き込まれ2名が死亡した。この他、竹田市でも18日11時ごろ県道を通行中の車両が土砂崩れに巻き込まれ、2名が負傷した。(大分県警察調ベ)
18日から19日にかけての雨で、県西部の山間部では風倒木を含む土砂崩れが相次ぎ上津江村などでは電話回線(約380回線)が不通となった他、上津江村・中津江村では約1600戸が停電した。また、地滑りや崖崩れの危険があるため日田市・郡の小・中学校では19日休校の措置がとられた。筑後川上流の下筌ダムと松原ダムの貯水池には風倒木を含む77000本の流木が流入した。18日06時15分ごろ佐伯市で落雷があり、住家の一部を焦がした。15日と18日JR豊肥線・久大線で土砂崩れが発生し列車の運休や遅延が相次いだ。(以上大分合同新聞)大分県では災害対策本部を6月18日18時30分に設置し、21日17時00分に解散した。

【出典:大分県災異誌 第6編(平成3年-平成12年)(2002.3)】

【平成5年6月大雨】

【出典:1993/6/15 9:00の天気図】

災害データ

最低気圧
-
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
-
最大風速の風向
-
最大風速
-
最大風速の観測地
-
最大風速の観測日時
-
累積最大降水量
635ミリ
累積最大降水量観測地
釈迦岳
日最大降水量
192ミリ
日最大降水量観測地
下障子
最大日降水量の観測年月日
1993/6/18
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
釈迦岳
最大1時間降水量の観測年月日時間
1993/6/18 11:00
死者・行方不明者数
2人
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
1戸(棟)
住家半壊/半焼数
1戸(棟)
住家一部損壊数
8戸(棟)
床上浸水数
9戸(棟)
床下浸水数
22戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
524か所
橋梁被害
3か所
山・崖崩れ
16か所
被害総額
15,622,154 千円

主な被害

マップを見る

下筌ダムと松原ダムの貯水池には風倒木を含む77000本の流木が流入した。

下筌ダムと松原ダムの貯水池には風倒木を含む77000本の流木が流入した。

梅雨前線の停滞にともなう大雨により、村役場の職員が乗った災害パトロール車が県道で土砂崩れに巻き込まれ2人が死亡した。

梅雨前線の停滞にともなう大雨により、県道を通行中の車両が土砂崩れに巻き込まれ、2人が負傷した。

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