被害【平成11年8月台風第7号】杵築市
|災害番号:010730|固有コード:01073001
- 市町村
- 杵築市
概要(被害)
台風による大雨のため、床上浸水6棟、床下浸水79棟、山・崖崩れ3か所、ため池の堤防決壊1か所の被害があった。
災害概要
7月30日9時にフィリピンの東海上で発生した台風第7号は北北西に進み、中型で並みの勢力を保ち、8月1日9時には那覇市の南東約220キロの海上を通過し、東シナ海を北上した。2日21時には鹿児島市の西南西約460キロの海上を通過した。3日15時にはソウルの南南西約180キロにあって小型で並みの強さとなり、4日3時に朝鮮半島北部で温帯低気圧になった。県下では、1日から3日にかけては、高気圧周辺部と台風第7号の影響が重なり、大気が非常に不安定となり、県の南部・中部を中心に大雨が降った。特に杵築では2日2時に1時間降水量70ミリを観測し、杵築の記録としては、累年第1位を記録した。
南部・中部を中心に大雨のため山・がけ崩れ、床上浸水・床下浸水の被害が発生した。特に杵築市では床上浸水6棟、床下浸水79棟、山・がけ崩れ3か所、ため池の堤防決壊1か所と被害が大きくなった。通行止め、片側通行などの交通規制は冠水、がけ崩れなどで大分自動車道路、大分空港道路、国道213号など16路線。JRは日豊線で2日約20本のダイヤが乱れた。また久大線、豊肥線でもダイヤの乱れが出た。農業関係の被害額は390万円となっている。水稲、野菜、花き、果樹などの被害が多かった。(県農政部調べ8月13日現在)
【出典:大分県災異誌 第6編(平成3年-平成12年)(2002.3)】
【出典:1999/8/3 9:00の天気図】
災害データ
- 最低気圧
- 1004.3hPa
- 最低気圧観測地
- -
- 最低気圧観測日時
- 1999/8/3 2:57
- 最大風速の風向
- 東南東
- 最大風速
- 11メートル
- 最大風速の観測地
- 豊後高田
- 最大風速の観測日時
- 1999/8/3 11:00
- 累積最大降水量
- 448ミリ
- 累積最大降水量観測地
- 宇目
- 日最大降水量
- 151ミリ
- 日最大降水量観測地
- 出羽
- 最大日降水量の観測年月日
- 1999/8/2
- 最大1時間降水量
- -
- 最大1時間降水量の観測地
- 杵築
- 最大1時間降水量の観測年月日時間
- 1999/8/2 2:00
- 死者・行方不明者数
- -
- 負傷者数
- -
- 住家全壊/全焼数
- 戸(棟)
- 住家半壊/半焼数
- 戸(棟)
- 住家一部損壊数
- -
- 床上浸水数
- 7戸(棟)
- 床下浸水数
- 93戸(棟)
- 道路被害 ※事前通行規制は除く
- 115か所
- 橋梁被害
- 1か所
- 山・崖崩れ
- 28か所
- 被害総額
- 1,776,665 千円