大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
復興デザイン教育研究センター(CERD)

被害【昭和10年8月台風第5号】別府市楠町 別府港

|災害番号:004010|固有コード:00401016

災害の詳細を見る →

市町村
別府市

概要(被害)

漁船(長さ7間、幅4間)が1隻流失した。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

災害概要

今回の暴風雨による県下の被害は案外軽く、農作物その他の損害を合して10万円程度と見られる。大分県下の被害(負傷1人、家屋全潰11戸、同半潰11戸、同浸水281戸、堤防決壊9ヶ所(延長1216メートル)、同破損80メートル、橋梁流出2件(大分合同新聞記事)

【出典:大分県災害誌 資料篇(1952)】

【昭和10年8月台風第5号】

【出典:1935/08/28 18:00の天気図】

災害データ

最低気圧
984.8hPa
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
1935/8/28 14:00
最大風速の風向
北東
最大風速
14.9メートル
最大風速の観測地
大分
最大風速の観測日時
1935/8/28 10:00
累積最大降水量
232.1ミリ
累積最大降水量観測地
由布院
日最大降水量
130.7ミリ
日最大降水量観測地
由布院
最大日降水量の観測年月日
1935/8/28
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
大分
最大1時間降水量の観測年月日時間
-
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
16戸(棟)
住家半壊/半焼数
11戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
-
床下浸水数
281戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
-
橋梁被害
2か所
山・崖崩れ
-
被害総額
100 千円

主な被害

マップを見る

国東漁業組合の船溜まり工事で、東側の突堤全部、約80間くらいが悉く破壊され、西側埋立築堤延長120間くらいも悉く破壞され、損害総額1万円に上る見込み。国東漁業組合では関係部落の組合員総出で漁船の後片付けに大わらわである。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

27日夜来の暴風雨のため、小山のような怒涛に破壊され、堤防は28日決壊せんと危機に瀕しているので、同町第二部消防組合員並びに青年団員100余名が出動し、警戒に必死の努力を行っている。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

中学校付近の松並木のうち、2本の老松が28日午後2時、風速30メートルの烈風に捻じ倒され、道路上に横なぎ倒された。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

北浜、弓ヶ浜の市設海水浴場の材木が流失、200円の被害。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

北浜、弓ヶ浜の市設海水浴場の材木が流失、200円の被害。また埋立地(長さ7間、幅4間)が決壊、120円の被害があった。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

120円の被害があった。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

商船桟橋横の砂湯に20円の被害があった。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

県道1ヶ所が決壊した。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

住宅および小屋4戸倒壊し、電柱2本が吹き倒された。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

海崎駅前のマオラン工場が倒壊した。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

番匠川増水のため、浸水40戸を出した。消防隊が極力救助に努めた結果、人畜には被害はなかった。なお、桑園田地は相当の増水をなし、被害も多額に上ると見られている。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

風浪のため被害が大きかった

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

風浪のため被害が大きかった

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

郡農会農業倉庫および、公益質屋の壁が落ち、浸水が甚だしく、倉庫内の養鶏飼料1500俵はずぶ濡れになった。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

烈風は各商店のウインドを破り、屋根看板を片っ端からはぎ取り、佐伯署長官舎並びに、町長宅の板塀は跡形もなく吹き倒された。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

県道3ヶ所が決壊した。

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

風浪のため被害が大きかった

【出典:豊州新報 1935年8月30日朝刊4面】

災害一覧に戻る