大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【平成3年10月赤潮】

発生期間 平成3年10月16日-平成3年11月12日 |災害番号:010090|固有コード:01009000

災害の種別
9
市町村
津久見市

概要

県下は10月半ばごろから、やや北に中心を持つ移動性高気圧に覆われて北よりの風の吹く日が多かった。特に10月18、22、23日は北高型の気圧配置となり、北北東の風が卓越した。

10月16日津久見市無垢島と高島の間で発生した赤潮は、北東の風に乗って19日津久見湾四浦、長目の沿岸に漂着した。ひどい所では、長さ約1キロメートル幅数メートルから数10メートルにわたり、江ノ浦の船だまりなどでは一面朱色に染まった。原因は夜光虫の一種の「ノクチィルカ」と見られている。このプランクトンは毒性はなく、漁業被害は無いものと思われていたが、発生量が多く、風の吹きだまりに大量の赤潮が吹き寄せられ酸素不足等によりプランクトンが腐敗、水質が悪化し、遊漁センターでアジが約3000キロ全滅したのをはじめ養漁場等で被害が発生した。四浦半島の仙水遊漁センタ一では、特に10月19日と22日の被害がひどく、アジ、タイ、プリなど壊滅的な打撃を受け、アジだけでも被害額は600万円に達した。この赤潮は、11月7日から8日にかけ低気圧が通過したのにともなう南から西成分の風で拡散され11月12日には終息した、被害総額は2357万円となった(12月9日現在)

【出典:大分県災異誌 第6編(平成3年-平成12年)(2002.3)】

災害データ

死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
-
床下浸水数
-
道路被害 ※事前通行規制は除く
-
橋梁被害
-
山・崖崩れ
-
被害総額
23,570 千円

主な被害

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赤潮のため、船だまりなどでは一面朱色に染まった。

赤潮のため、アジが約3000キロ全滅したのをはじめ養漁場などで被害が発生した。特に10月19日と22日の被害がひどく、アジ、タイ、プリなど壊滅的な打撃を受け、アジだけでも被害額は600万円に達した。

津久見市無垢島と高島の間で発生した赤潮は、北東の風に乗り、19日、津久見湾四浦、長目の沿岸に漂着した。ひどいところでは、長さ約1キロメートル、幅数メートル〜数10メートルにわたった。

津久見市無垢島と高島の間で発生した赤潮は、北東の風に乗り、19日、津久見湾四浦、長目の沿岸に漂着した。ひどいところでは、長さ約1キロメートル、幅数メートル〜数10メートルにわたった。

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