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被害【昭和53年7月濃霧】別府湾

|災害番号:008800|固有コード:00880001

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概要(被害)

7時20分ごろ、安岐町の安岐崎の東約6キロメートルの別府湾で、熊本県の貨物船「三徳丸」(191.41トン、3人乗組み)と山口県の漁船「海王丸」(4.92トン、2人乗組み)が衝突し、海王丸は転覆、2人は海に投げ出されたが救助された。大分海上保安部の調べでは、事故当時現場一帯は濃霧で視界が50メートルほどで、双方とも見張りが十分でなかった。

災害概要

太平洋高気圧の周辺部に覆われていたので、海面からの冷却や放射冷却によって、沿岸の一部と海上で局地的に霧が発生した。

船舶の被害8隻(海上保安部調べ)
7日
(1)7時20分ごろ、安岐町の安岐崎の東約6キロの別府湾で、熊本県の貨物船「三徳丸」(191.41トン、3人乗組み)と山口県の漁船「海王丸」(4.92トン、2人乗組み)が衝突し、海王丸は転覆、2人は海に投げ出されたが救助された。大分海上保安部の調べでは、事故当時現場一帯は濃霧で視界が50メートルほどで、双方とも見張りが十分でなかった。
(2)大分空港周辺では、朝は視界が約300メートルの濃霧に包まれ、午前中欠航や遅延があったが、午後は平常に復した。

8日
(1)大分空港では、霧のため午前中空の便が欠航した。
(2)大分ホバーフェリーは、別府湾が視界300メートルなったため、朝の便が欠航した。
(3)津久見湾では、深い霧に包まれ市営船、民間船とも朝の始発便が全部欠航した。
(4)23時15分ごろ、国東町黒津崎の東北東約8キロの伊予灘で、インドネシアの貨物船「ザ・テイガ号」(3139トン、24人乗組み)が正体不明の船と衝突、相手の船はそのまま逃げた。視界は50~100メートルと、海上保安部では推定している。

9日
(1)12時ごろ、国東町黒津沖の東北東10キロの伊予灘で、兵庫県の砂利運搬船「第35天栄丸」(375トン、4人乗組み)とパナマの貨物船「シーワ一卜号」(4995トン、28人乗組み)が衝突、天栄丸は間もなく沈没したが、4人はシ号に救助された。
(2)9時30分ごろ、佐賀関町関崎沖の豊後水道でパナマの鉱石運搬船「サンタモニカ」(19000トン、28人乗組み)と橫浜市の冷凍船「第65神宝丸」(404トン、9人乗組み)が衝突したが、両船とも損傷は軽かった。
(1)(2)とも現場の視界は、50~100メートルであったと海上保安部では推定している。

【出典:大分県災異誌 第4編(昭和46年~55年)(1981.12)】

災害データ

死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
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山・崖崩れ
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被害総額
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主な被害

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9日12時ごろには、国東町黒津沖の東北東10キロの伊予灘で、兵庫県の砂利運搬船「第35天栄丸」(375トン、4人乗組み)とパナマの貨物船「シーワ一卜号」(4995トン、28人乗組み)が衝突、天栄丸は間もなく沈没したが、シーワート号に救助された。

9日9時30分ごろ、佐賀関町関崎沖の豊後水道でパナマの鉱石運搬船「サンタモニカ」(19000トン、28人乗組み)と橫浜市の冷凍船「第65神宝丸」(404トン、9人乗組み)が衝突したが、両船とも損傷は軽かった。

8日23時15分ごろ、国東町黒津崎の東北東約8キロメートルの伊予灘で、インドネシアの貨物船「ザ・テイガ号」(3139トン、24人乗組み)が正体不明の船と衝突、相手の船はそのまま逃げた。視界は50~100メートルと、海上保安部では推定している。

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