大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【昭和48年3月濃霧】周防灘

|災害番号:008170|固有コード:00817001

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概要(被害)

国見町の北、約3.5キロメートルの海上で、貨物船(352トン)が砂利運搬船(198トン)に衝突した。砂利運搬船は船体を破損して浸水し、間もなく沈没したが乗組員は全員無事だった。

災害概要

29日、山陰沖から朝鮮方面にのびた前線が、30日には九州南部まで南下し、山口県から九州北部は、黄海から日本海に中心を持つ寒冷な高気圧に覆われた。このため、九州北部から関門海峡、周防灘、豊後水道一帯にかけて濃霧が発生し、海や空の交通が乱れた。

(1) 30日大分空港は、霧が深く空のダイヤは、大幅に乱れて2便飛んだだけだった。31日も大分県内は、早朝から濃霧に包まれ、午前9時ごろには、国東半島の沿岸部で一時視界がゼロとなった。このため、空、海のダイヤが乱れた。大分空港では、午前8時55分着予定の大阪発全日空174便が福岡空港に向ったほか、正午までに全便が欠航した。
(2) 30日午前11時59分ごろ佐田岬燈台南約1.6キロの海上で、宇和島から八幡浜経由で別府に向っていた宇和島運輸の旅客フェリー「うわじま丸」(939.8トン)と、アメリカの大型貨物船が接触した。フェリーの船首の左げん部と貨物船の中央よりやや前の船腹が激しく接触した。このため、乗客29人が重軽傷を負った。
(3) 29日午後6時15分ごろ、東国東郡国見町北約3.5キロの海上で貨物船「第24光昭丸」(352トン)が砂利運搬船「第22幸徳丸」(198トン)の右前部に衝突した。第22幸徳丸は、船体を破損して浸水し、間もなく沈没した。全員無事であった。

【出典:大分県災異誌 第4編(昭和46年~55年)(1981.12)】

災害データ

死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
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山・崖崩れ
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被害総額
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主な被害

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宇和島から八幡浜経由で別府に向かっていた宇和島運輸「うわじま丸」(939.8トン)とアメリカの大型貨物船が接触した。このため乗客29人が重軽傷を負った。

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