被害【昭和14年10月台風第12号】別府湾
|災害番号:004450|固有コード:00445007
概要(被害)
青江丸(150トン)は北海部郡神埼村沖合で遭難し大破した。
災害概要
大分県下の被害、家屋全潰13戸、同半潰5戸、同床上浸水45戸、同床下浸水521戸、橋梁破損2件、堤防決潰13ヶ所、同破損1ヶ所、船舶沈没流出67隻、同破損16隻、16日夕刻より襲来した今回の台風は、雨は概して少なかったが、風強く、被害は県下の南部および東部の海岸地域に多かった。最も被害の大きかったのは、津久見の蜜柑で、約20万円の被害が見積もられ、船舶、家屋、農作物の被害見積りを合すると、大体60万円におよぶ見込み。
船舶関係被害の主なるものは、津久見港で青江丸(47トン)沈没、損害1000円、新栄丸(47トン)沈没、損害1000円、新力丸(300トン)沈没、損害6000円。青江丸(150トン)は神崎村沖で遭難大破。大分港では漁船15隻が大破、北海部郡日代では漁船14隻が流失。堤防関係被害の主なるものは、大分郡判田村筒口の堤防15間が崩潰、北海部郡日代村の堤防決潰、損害600円、亀川海岸埋立地120間崩潰。建物関係では、大野郡三重町の青年学校が倒潰した。(大分合同新聞記事)
【出典:大分県災害誌 資料篇(1952)】
【出典:1939/10/16 18:00の天気図】
災害データ
- 最低気圧
- 998.6hPa
- 最低気圧観測地
- -
- 最低気圧観測日時
- 1939/10/17 0:00
- 最大風速の風向
- 北北東
- 最大風速
- 16.9メートル
- 最大風速の観測地
- 大分
- 最大風速の観測日時
- 1939/10/16 22:00
- 累積最大降水量
- 270.2ミリ
- 累積最大降水量観測地
- 佐伯
- 日最大降水量
- 202.1ミリ
- 日最大降水量観測地
- 佐伯
- 最大日降水量の観測年月日
- 1939/10/16
- 最大1時間降水量
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- 最大1時間降水量の観測地
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- 最大1時間降水量の観測年月日時間
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- 死者・行方不明者数
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- 負傷者数
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- 住家全壊/全焼数
- 13戸(棟)
- 住家半壊/半焼数
- 5戸(棟)
- 住家一部損壊数
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- 床上浸水数
- 45戸(棟)
- 床下浸水数
- 521戸(棟)
- 道路被害 ※事前通行規制は除く
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- 橋梁被害
- 2か所
- 山・崖崩れ
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- 被害総額
- 600 千円