大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【嘉永3年8月大風雨・洪水】

発生期間 嘉永3年8月3日-嘉永3年8月7日 |災害番号:001940|固有コード:00194000

災害の種別
台風 大雨 強風 洪水
市町村
姫島村 日田市 杵築市

概要

(1)大雨13日に及び大洪水となる(別府史談)

(2)大風雨洪水、足米317石支給(豊後鶴崎町史)

(3)洪水、浄土川原の宝塔と地蔵尊を流失(豊後立石史談)

(4)姫島付近暴風雨あり、米穀実らず里民大いに苦しむ(国東半島史)

【出典:大分県災害誌 資料篇(1952)】

(1)長門・筑前・豊後・肥前・肥後 暴風雨 近畿以西暴風雨。筑前では14時ごろから18時過ぎまで大風。肥前では北山筋で山潮、文政子年に次ぐ大損害で、秋は凶作となる。肥後では11時から16時まで荒れ、希有の凶作、ききんは翌年6月に及ぶ。豊後では3日から大雨が13回降り、7日大こう水。長門で8月に暴風雨があったというのはこの時か。西日本は8月にききんとなる。
(2)嘉永三年麦作充分出来候処、五月節入五日前より梅雨降出し、五月中晴間なく、六月十日頃少しの雨間に粟根付仕廻、其後とても毎日の大雨にて粟根付は悪く、七月十一日大風にて人家樹木を吹倒し、同八月七日大風前回より烈敷く、人家樹木夥しく吹倒し、作毛大きに損し、田方は八分より半毛位、粟は二分三分より半毛位、大豆は一反に一石未満御値段は銀百十一匁四分三毛、前代未聞の高値段故、御支配一統前方拾ヶ年平均願上候処郡代(池田岩之亟)より江戸表へ御愁訴被成下候処十ケ年平均相叶い、去丑年より当戌年まで平均七十三匁三分九毛にて御取立になる、誠に御上の御仁恵也と百姓一同悦申候(豊西記武石本)

【出典:(1)西日本災異誌 (2)日田水害誌】

災害データ

最低気圧
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最低気圧観測地
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最低気圧観測日時
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最大風速の風向
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最大風速
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最大風速の観測地
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最大風速の観測日時
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累積最大降水量
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累積最大降水量観測地
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日最大降水量
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日最大降水量観測地
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最大日降水量の観測年月日
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最大1時間降水量
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最大1時間降水量の観測地
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最大1時間降水量の観測年月日時間
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死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
か所
山・崖崩れ
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被害総額
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主な被害

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大雨による洪水で宝塔と地蔵尊を流失。

暴風雨があり、米や穀物が実らず人々は大いに苦しんだ。

暴風により、人家や樹木が多く倒壊し、作物もまた多くの被害が出た。

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