NHK大分放送局 × 大分大学減災・
復興デザイン教育研究センター(CERD)

6月30日夜から7月1日朝にかけて、九州南部に停滞していた梅雨前線上を低気圧が東進したため、梅雨前線が九州北部まで北上した。この影響から、大分県西部を中心に熊本県・福岡県から雨雲が流れ込み大雨となった。

日田市や竹田市、豊後大野市、大分市では道路の法面崩壊や倒木等の被害が発生した。日田市は、1日05時10分に上津江、中津江地区の計788世帯1,773人に避難準備情報を発令し、1世帯1人が公民館に避難した。三和地区では倒木で電線が切れ、02時30分頃から07時50分頃にかけ最大で3,000戸が停電した。また、津江小学校・津江中学校が休校となった他、前津江小学校・前津江中学校が登校を1時間遅らせた。
JRでは、豊肥本線赤水駅（熊本県）などの雨量計が規制値を超え、光の森駅（熊本市）-豊後竹田駅間で運転を見合わせた影響で、特急列車2本が運休した。

【出典：大分地方気象台提供資料】