大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【平成25年8月大雨】

発生期間 41516-平成25年9月4日 |災害番号:011763|固有コード:01176300

災害の種別
大雨

概要

8月30日、朝鮮半島南部には停滞前線があった。31日には、前線上をフィリピの東海上で発生した台風第15号(KONG-REY)から変わった熱帯低気圧が、温低化しながら朝鮮半島をを通過し日本海へ抜けた。その後、9月2日03時に尖閣諸島付近で発生した台風第17号(TORAJI)が東シナ海を北東に進んだ影響で前線が九州南部へ南下した。台風第17号は4日03時頃鹿児島県指宿市付近に上陸後、足摺岬付近で温低化した。この影響で、大分県はこの期間雨が降り続き、椿ヶ鼻では総降水量が400ミリを超えた。

2日午前7時半ごろ竹田市会々の市道、濁淵トンネルの入口で土砂崩れが発生した。また、豊後大野市三重町でため池が増水し、公民館に2世帯が自主避難した。4日は倒木で電線が切断され由布市庄内町の龍原地区の5戸がおよそ4時間にわたって停電した。大分県教育委員会によると、小学校と中学校、特別支援学校、あわせて22校が臨時休校となりました。
大分県の調べでは、田畑の流出が2.56haあった他、農林水産業施設で2億2,885万円の被害が発生した他、公共土木施設被害等総額は3億1,209万円に上った。
交通機関では、JRで4日午前7時頃、佐伯市護江の日豊本線で送電線に木が倒れ掛かり停電が発生した。このため日豊本線は一部区間で運転を見合わた影響で、上下線で最大215分の遅れが出た。また、豊肥本線や久大本線も一時ダイヤが乱れた。一方、アイベックスエアラインズでは大分空港に着陸する際、機体に落雷した。機体整備のため折り返しの大分発名古屋行きの便が欠航し46人に影響が出た。国道九四フェリーは終日の欠航、佐伯・宿毛フェリーは午後3時過ぎまでの2便が欠航した。

【出典:大分地方気象台提供資料】

災害データ

最低気圧
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最低気圧観測地
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最低気圧観測日時
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最大風速の風向
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最大風速
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最大風速の観測地
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最大風速の観測日時
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累積最大降水量
423.5ミリ
累積最大降水量観測地
椿ヶ鼻
日最大降水量
122.5ミリ
日最大降水量観測地
佐賀関
最大日降水量の観測年月日
2013/9/3
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
宇目
最大1時間降水量の観測年月日時間
2013/9/1 5:47
死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
20か所
橋梁被害
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山・崖崩れ
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被害総額
312,092 千円