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被害【平成23年7月台風第6号】大分市佐賀関

|災害番号:011640|固有コード:01164002

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市町村
大分市

概要(被害)

50代の女性が家のシャッターが飛ばされないように押さえていたところ強風にあおられて転倒し、地面で頭を強く打ち、全治1ヶ月の重症を負った。

災害概要

7月12日09時に南鳥島の南海上で発生した台風第6号(MA-ON)は、16日21時には沖の鳥島近海で中心気圧 935hPaの超大型で、非常に強い台風に発達した。その後、台風第6号は、四国の南海上をゆっくり北上し、19日夜半ごろ徳島県南部に上陸した。20日には、和歌山県潮岬付近を通過後、次第に進路を南東に変え日本から遠ざかった。大分県は18日昼ごろ台風の強風域に入り、19日昼ごろ最も接近した。

18日から19日にかけて大分市、佐伯市、由布市、豊後大野市で、計17世帯28人が自主避難した。また、波が道路に打ち上がるため、大分市神崎の国道10号(別大国道)の別府湾に面した車道と歩道の一部で通行規制が行われた。同市佐賀関(大黒-小黒間)の県道佐賀関循環線、佐伯市蒲江(葛原-丸市尾間)の県道古江丸市尾線が全面通行止めとなった。
臼杵市の泊ケ内漁港で19日未明、防波堤の一角(幅約15m、高さ約12m、奥行き約7.5m)が海中に倒れた。管理する市によると、防波堤の全長は60mで、倒れた防波堤は内部の空洞に砂を入れるなどして2,200トンの重さがあるが、市は「想定外に大きな波の力が、防波堤にかかったのではないか」とみている。
19日県内の公立学校509校のうち454校が臨時休校し、6校が自宅待機となった。臨時休校したのは小学校295校、中学校122校、高校(全日制・定時制)24校、特別
支援学校13校。
19日午前8 時過ぎ、大分市佐賀関で、女性(55)が風で飛びそうになったシャッターを抑えていたところ、風にあおられ転倒し、負傷した。
佐伯市、竹田市、杵築市で停電が発生した。交通機関では、県内の港を発着するフェリーは終日欠航した。JR 日豊本線は、佐伯-国分間で始発から運転見合わせたほか JR 豊肥本線では、竹田-緒方間で午前6時30分頃から運転見合わせた。

【出典:大分地方気象台提供資料】

災害データ

最低気圧
980.9hPa
最低気圧観測地
日田
最低気圧観測日時
2011/7/19 13:59
最大風速の風向
北北東
最大風速
18.7メートル
最大風速の観測地
武蔵
最大風速の観測日時
2011/7/19 6:59
累積最大降水量
158ミリ
累積最大降水量観測地
佐伯
日最大降水量
106.5ミリ
日最大降水量観測地
蒲江
最大日降水量の観測年月日
2011/7/19
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
臼杵
最大1時間降水量の観測年月日時間
2011/7/18 14:10
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
-
床下浸水数
-
道路被害 ※事前通行規制は除く
15か所
橋梁被害
-
山・崖崩れ
-
被害総額
595,424 千円

主な被害

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強風のため、葉たばこが葉がちぎれたり、傷ついたりして年間の生産額の1割にあたるおよそ7400万円の被害があった。葉たばこは収穫の時期にあたっており、市内で栽培されている197ヘクタールのほとんどで被害が確認された。

防波堤の一部(幅15メートル、高さ12メートル、奥行き約7.5メートル)が海中に倒れた。

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