大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【平成18年9月台風第13号】大分市馬場

|災害番号:011340|固有コード:01134002

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市町村
大分市

概要(被害)

台風による強い風で、住宅1棟が全壊したほか、34棟の住宅で瓦が飛んだり、窓ガラスが割れたりする被害が出た。また16時頃には強風によって住宅の2階の窓ガラスが割れ20代の女性が割れたガラスで右足を切るけがをした。

災害概要

9月10日21時にフィリピンの東海上で発生した台風第13号は、沖縄の南まで西進した後、発達して東シナ海を北東へ進んだ。17日には、熊本県の西海上を北東へ進み、18時過ぎ長崎県佐世保市付近に上陸した。上陸後も北東へ進み佐賀県、福岡県を縦断し、玄界灘から日本海へ進んだ。このため、大分県では風が強まり、最大風速は武蔵(大分空港)で17日19時20分に南東の風25メートルを観測した。大分でも19時50分に南南東の風17.2メートルの最大風速を、20時15分には南南東の風で33.3メートルの最大瞬間風速を観測した。

台風第13号により人的被害は死者1名、重傷者3名、軽傷者4名、住宅全壊は1棟、半壊・一部損壊は97棟、道路の破損・冠水は、国道、県道、市道合わせて49か所、同じく通行止めは15か所、山がけ崩れは5か所、農地被害は2か所、農業施設被害は1か所、自主避難は673世帯1,081名となった。

【出典:大分県災異誌 第7編(平成13年-平成23年)(2012.2)】

【平成18年9月台風第13号】

【出典:2006/9/17 9:00の天気図】

災害データ

最低気圧
974hPa
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
2006/9/17 18:52
最大風速の風向
南東
最大風速
25メートル
最大風速の観測地
武蔵
最大風速の観測日時
2006/9/17 19:20
累積最大降水量
106ミリ
累積最大降水量観測地
臼杵
日最大降水量
106ミリ
日最大降水量観測地
臼杵
最大日降水量の観測年月日
2006/9/17
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
臼杵
最大1時間降水量の観測年月日時間
2006/9/17 15:50
死者・行方不明者数
1人
負傷者数
8人
住家全壊/全焼数
1戸(棟)
住家半壊/半焼数
1戸(棟)
住家一部損壊数
96戸(棟)
床上浸水数
1戸(棟)
床下浸水数
2戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
49か所
橋梁被害
-
山・崖崩れ
5か所
被害総額
1,913,471 千円

主な被害

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70代の女性が自宅の庭で強風にあおられて転倒し、左足を骨折した。

強い風の影響で、住宅1棟が全壊するなどあわせて19棟の住宅が被害を受けた。

佐伯湾内で5人のモルディブ人が乗った船が転覆し、佐伯市の沖合およそ3キロの海域で発見された。大分海上保安部は5人全員を救助したものの、このうち40代の男性1人が意識不明で病院に運ばれ、その後死亡が確認された。台風で海が荒れていたために佐伯湾で仲間の船とともに停泊してたところだった。

50代の男性が屋根の修理中に転落して軽いけがをした。

20代の男性が強風にあおられて転倒し、左手首を骨折した。

70代の男性が自宅の雨どいの掃除をしていたところ、脚立が倒れて転倒し、肩や左足のかかとを骨折した。

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