大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【平成18年8月台風第10号】大分市上詰

|災害番号:011320|固有コード:01132003

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市町村
大分市

概要(被害)

住宅の裏山が高さ5メートル、幅5メートルにわたり崩れた。土砂の一部は住宅の中に流れ込み、窓ガラス1枚が割れる被害が出たが、家にいた2人にけがはなかった。

災害概要

8月13日15時、父島の西南西の海上で発生した台風第10号はゆっくりと北上後、四国の南海上を北西へ進み、18日1時過ぎに宮崎市付近に上陸した後、ゆっくりと九州を縦断した。熊本市付近で停滞しながら19日朝には福岡県を通過し日本海へと進んだ。台風の動きが遅かったため、大分県では南部を中心に大雨となり、17日~18日の降水量は宇目で305ミリ、出羽で271ミリ、蒲江で265ミリに達した。

台風第10号により人的被害は軽傷者2名、住宅半壊は1棟、一部損壊は4棟、床下浸水は9棟、道路の損壊は国道、県道、市道あわせて177か所、同じく通行止め20路線、山がけ崩れ15か所、農地被害8か所、農業施設被害2か所、林業関係被害122か所、避難勧告44世帯121名、自主避難36世帯75名となった。

【出典:大分県災異誌 第7編(平成13年-平成23年)(2012.2)】

【平成18年8月台風第10号】

【出典:2006/8/18 9:00の天気図】

災害データ

最低気圧
986.2hPa
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
2006/8/18 17:36
最大風速の風向
北東
最大風速
16メートル
最大風速の観測地
武蔵
最大風速の観測日時
2006/8/18 6:50
累積最大降水量
305ミリ
累積最大降水量観測地
宇目
日最大降水量
222ミリ
日最大降水量観測地
椿ヶ鼻
最大日降水量の観測年月日
2006/8/18
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
臼杵
最大1時間降水量の観測年月日時間
2006/8/18 4:50
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
1戸(棟)
住家一部損壊数
4戸(棟)
床上浸水数
-
床下浸水数
9戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
177か所
橋梁被害
-
山・崖崩れ
15か所
被害総額
2,688,396 千円

主な被害

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JR臼杵駅前のビジネスホテルで強風のため閉まらなくなった自動ドアを閉めに行った60代の経営者の男性が転んで頭を打ち、軽いけがをした。

車に乗り込もうとした50代の男性が風にあおられたドアに顔を打って目に軽いけがをした。

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