大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【平成13年10月停滞前線・台風第21号】南海部郡蒲江町楠本浦

|災害番号:010920|固有コード:01092003

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市町村
佐伯市

概要(被害)

浦山の斜面から流れ出た水のために住宅50棟が床上まで水に浸かった。

災害概要

10月16日午後に九州付近に停滞前線が発生した。この前線に向かって、沖縄の南海上にある台風第21号から暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となった。このため、16日から17日にかけて南部を中心に大雨となり、蒲江では16日に日降水量253ミリ、日最大1時間降水量77ミリを観測した。

16日には蒲江町を中心に床上浸水、床下浸水や土砂崩れなどの被害が続出し、住民27名が公民館などに自主避難した。山がけ崩れで道路が寸断され、波当津地区は72世帯が孤立状態となった。佐伯市や米水津村などでも土砂崩れや道路冠水が相次ぎ、国道や県道が通行止めとなった。また、蒲江町内の小・中学校(計15校)も午前中で授業を打ち切った。航空便、JRにも乱れが出た。大分空港の悪天候のため、東京、大阪発の2便が欠航した。JRも宮崎県内の大雨のため、日豊本線の特急列車上下8本と普通列車の上下4本が運休又は部分運休した。南宮崎-京都間の寝台特急の上下線も運休した。

【出典:大分県災異誌 第7編(平成13年-平成23年)(2012.2)】

【平成13年10月停滞前線・台風第21号】

【出典:2001/10/16 9:00の天気図】

災害データ

最低気圧
-
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
-
最大風速の風向
-
最大風速
-
最大風速の観測地
-
最大風速の観測日時
-
累積最大降水量
267ミリ
累積最大降水量観測地
蒲江
日最大降水量
253ミリ
日最大降水量観測地
蒲江
最大日降水量の観測年月日
2001/10/16
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
蒲江
最大1時間降水量の観測年月日時間
2001/10/16 14:00
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
1戸(棟)
床上浸水数
41戸(棟)
床下浸水数
173戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
113か所
橋梁被害
1か所
山・崖崩れ
14か所
被害総額
1,117,889 千円

主な被害

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山崖崩れで道路が寸断され、72世帯が孤立状態となった。

校庭の体育用具などを入れた倉庫の下の地面が大雨のため大きく削り取られ倉庫が傾いた。けが人はなかったが、小学校では5時間目の授業を打ち切り、全校生徒を下校させた。

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