大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
復興デザイン教育研究センター(CERD)

災害【平成10年5月大雨】

発生期間 平成10年5月15日-平成10年5月16日 |災害番号:010680|固有コード:01068000

災害の種別
大雨
市町村
佐伯市 津久見市

概要

5月16日、対馬海峡の低気圧から伸びる寒冷前線がゆっくりと九州北部地方を南下した。この低気圧や前線に向かって、南から湿った空気が流入し大気の状態が非常に不安定となった。このため、県の南部を中心に大雨となり、宇目では16日に1時間に64ミリと強い雨が降り、16日の日降水量は宇目で209ミリ、出羽で108ミリに達した。

南海部郡本匠村小半の川平橋近くで、5月16日08時30分頃因尾川が増水し、川の中州にパワ一ショベルとともに取り残された同僚を川岸から助けようとした男性(57才)が足を滑らせ川に転落した。同日12時40分頃約3km下流で遺体で発見された。
また、16日に津久見市上青江で、青江川長野橋近くの市道長野一学校線が川の増水により幅約1m長さ約20mにわたり損壊、通行止めになった。臼杵市でがけ崩れが2か所。

【出典:大分県災異誌 第6編(平成3年-平成12年)(2002.3)】

【平成10年5月大雨】

【出典:1998/5/16 9:00の天気図】

災害データ

最低気圧
-
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
-
最大風速の風向
-
最大風速
-
最大風速の観測地
-
最大風速の観測日時
-
累積最大降水量
227ミリ
累積最大降水量観測地
宇目
日最大降水量
209ミリ
日最大降水量観測地
宇目
最大日降水量の観測年月日
1998/5/16
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
宇目
最大1時間降水量の観測年月日時間
1998/5/16 7:00
死者・行方不明者数
1人
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
1戸(棟)
床上浸水数
-
床下浸水数
-
道路被害 ※事前通行規制は除く
23か所
橋梁被害
-
山・崖崩れ
8か所
被害総額
364,318 千円

主な被害

マップを見る

青江川長野橋近くの市道長野一学校線が川の増水により幅約1メートル、長さ約20メートルにわたり損壊、通行止めになった。

因尾川が増水し、川の中州にパワ一ショベルとともに取り残された同僚を川岸から助けようとした50代の男性が足を滑らせ川に転落した。同日12時40分頃約3キロメートル下流で遺体で発見された。

災害一覧に戻る