大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【平成3年6月大雨】

発生期間 平成3年6月13日-

災害の種別
大雨
市町村
日田市 杵築市

概要

12日対馬海峡にあった梅雨前線は、13日早朝からゆっくり南下をはじめ昼ごろには九州中部に停滞し活動も活発となった。このため、8時ごろから県下全域で雨が降りはじめ、杵築、院内、玖珠などでは時間雨量20ミリを越す強い雨が降り、特に釈迦岳では12時に73ミリの激しい雨を記録した。その後、梅雨前線は九州南部まで南下し21時には県下の雨も止んだ。この前線活動による総降水量は県の西部で100から200ミリと多く、その他の地域では20から70ミリと少なかった。

13日12時45分ごろ、杵築市相原のJR日豊本線で高さ11m、幅13mにわたり土砂くずれがあり、大分行きの下り列車が乗り上げ脱線した。負傷者はなかったが、同線が一時不通となり、運休や遅延などダイヤが終日大幅に乱れた。
また、上津江村では長さ100m、高さ60mにわたり地滑りが起き県道が崩落し、電話150回線が断線となるなどの被害がでた。この他にも、小規模の土砂崩れが2件発生した。

【出典:大分県災異誌 第6編(平成3年-平成12年)(2002.3)】

【平成3年6月大雨】

【出典:1991/6/13 9:00の天気図】

災害データ

最低気圧
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最低気圧観測地
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最低気圧観測日時
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最大風速の風向
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最大風速
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最大風速の観測地
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最大風速の観測日時
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累積最大降水量
-
累積最大降水量観測地
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日最大降水量
227ミリ
日最大降水量観測地
釈迦岳
最大日降水量の観測年月日
1991/6/13
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
釈迦岳
最大1時間降水量の観測年月日時間
1991/6/13 12:00
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
1戸(棟)
床上浸水数
-
床下浸水数
-
道路被害 ※事前通行規制は除く
309か所
橋梁被害
1か所
山・崖崩れ
4か所
被害総額
5,010,551 千円

主な被害

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JR日豊本線で高さ11メートル、幅13メートルにわたり土砂くずれがあり、大分行きの下り列車が乗り上げ脱線した。負傷者はなかったが、同線が一時不通となり、運休や遅延などダイヤが終日大幅に乱れた。

長さ100メートル、高さ60メートルにわたり地滑りが起き県道が崩落し、電話150回線が断線となるなどの被害がでた。

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