大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【昭和62年7月大雨】

発生期間 昭和62年7月17日-昭和62年7月20日 |災害番号:009670|固有コード:00967000

災害の種別
大雨
市町村
大分市

概要

台風第5号の通過後、梅雨前線は九州中部で停滞し活動が活発となった。待に17日昼前から国東半島中部に強い雨雲が停滞し、杵築では11時までの1時間に41ミリ、3時間で73ミリの強い雨が降った。この雨域は14時過ぎには海上に抜け国東半島の雨は小康状態となったが、16時ごろには、新たな強い雨雲が熊本県側から県の南西部に移動して来たため、竹田地方は強雨となり、この強雨は18日朝まで断続的に続いた。17日午後から18日午前中までの雨量は竹田で300ミリを超えるなど各地で150~200ミリの大雨となった。18日の日中一度止んだ雨は夜に入り再び降り始め、20日午前中まで降り続き釈咖岳ではさらに400ミリの雨が降ったほか、その他の地域でも100ミリ前後の大雨となった。

17日午後から18日朝にかけて杵築市の八坂川、高山川、竹田市の稲葉川、大分市の大分川で一時警戒水位を超えたため、水防警報が発表となったが破堤などには至らなかった。また、この間竹田地方を中心に、がけ崩れにより民家の全半壊4戸など建物被害が発生した。17日15時30分ごろ大分市白木の日豊線で土砂崩れがあり通りかかった列車が倒れた木に衝突し一時不通となった。また18日午前中には豊肥線の豊後荻~玉来駅間で土砂崩れ・道床流失などにより不通となったほか、久大線でも土砂崩れがあり県下のJRは近年にないダイヤの乱れとなった。この他、がけ崩れ、道路の損壊などで交通障害が発生した。

【出典:大分県災異誌 第5編(昭和56年~平成2年)(1991.12)】

災害データ

最低気圧
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最低気圧観測地
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最低気圧観測日時
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最大風速の風向
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最大風速
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最大風速の観測地
-
最大風速の観測日時
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累積最大降水量
637ミリ
累積最大降水量観測地
釈迦岳
日最大降水量
262ミリ
日最大降水量観測地
釈迦岳
最大日降水量の観測年月日
1987/7/19
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
竹田
最大1時間降水量の観測年月日時間
1987/7/18 2:00
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
1戸(棟)
住家半壊/半焼数
3戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
2戸(棟)
床下浸水数
5戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
7か所
橋梁被害
-
山・崖崩れ
28か所
被害総額
-

主な被害

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日豊線で土砂崩れがあり通りかかった列車が倒れた木に衝突し一時不通となった。

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