大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【昭和60年7月竜巻】宇佐郡安心院町楢本千福

|災害番号:009490|固有コード:00949002

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市町村
宇佐市

概要(被害)

突然雨が降りだすとともに、南西の山の方向からうず巻状の突風が吹き、民家4戸のかわら約20枚が吹き飛ばされ、80枚がめくれたり、ずれたりしたほか、サッシのドアも壊れ、付近のジュース自動販売機が倒れたり駐車していたワゴン車が一瞬宙に浮いた。同地区のビニールハウス1棟が倒壊し、出荷直前のメロンが全滅した。

災害概要

18日、日本海中部に994ミリバールの発達した低気圧があって、中心から南西にのびる寒冷前線が午後県下を通過した。このため、日田では寒冷前線が通過した14時30分に、西北西19.5メートルの最大瞬間風速を記録した。また、大気も不安定となり各地で雷雨が発生した。

18日14時45分ごろ中津市福島で、建設業の資材倉庫(木造平屋建て300平方メートル)のビニール製波板の南半分が2度の突風でつぎつぎはぎ取られ、約30メートル吹き飛ばされた。また、15時10分ごろ、安心院町権本の千福地区では、突然雨が降りだすとともに、南西の山の方向からうず巻状の突風が吹き、民家4戸のかわら約20枚が吹き飛ばされ、80枚がめくれたり、ずれたりした他、サッシのドアも壊れ、付近のジュース自動販売機が倒れたり駐車していたワゴン車が一瞬宙に浮いた。同地区のビニールハウス1棟が倒壊し出荷直前のメロンが全滅した。(19日西日本新聞)19日、気象台職員による現地調査によれば、被害は幅30m、長さ400mにわたり、風向は南から南々西であった。しかし、うず巻状の痕跡は得られなかった。大分県及び大分県警の調べによると、住家の半壊・一部破損は5棟、農産被害250万円、その他の被害額は300万円となった。

【出典:大分県災異誌 第5編(昭和56年~平成2年)(1991.12)】

災害データ

最低気圧
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最低気圧観測地
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最低気圧観測日時
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最大風速の風向
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最大風速
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最大風速の観測地
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最大風速の観測日時
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累積最大降水量
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累積最大降水量観測地
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日最大降水量
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日最大降水量観測地
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最大日降水量の観測年月日
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最大1時間降水量
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最大1時間降水量の観測地
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最大1時間降水量の観測年月日時間
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死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
3戸(棟)
床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
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山・崖崩れ
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被害総額
5,501 千円

主な被害

マップを見る

建設業の資材倉庫(木造平屋建て300平方メートル)のビニール製波板の南半分が2度の突風でつぎつぎはぎ取られ、約30メートル吹き飛ばされた。

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