大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【昭和57年9月台風第19号】大分市葛木

|災害番号:009360|固有コード:00936001

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市町村
大分市

概要(被害)

台風による大雨のため、裏山が崩れた。このため住宅が押しつぶされ、2人が生き埋めとなったが間もなく救出された。

災害概要

9月16日にフイリピンの東方海上に発生した台風第19号は、北西へ進み21日朝にはバシー海峡に達した。その後、急に進路を北東に変えて南西諸島の東海上を進み、24日正午には名瀬市の東およそ160キロの海上から更に北々東に向きを変えた。同日夕方には種子島の東海上を通って日向灘を北上し、25日2時30分ごろ四国西岸の宇和島市に上陸し、大分ではこのころ最低気圧を記録した。台風はその後も北に進み瀬戸内海西部から広島付近に再上陸して日本海に抜けた。県下は24日早朝から台風の直接の影響と思われる雨が降り出し、夕方から県南部で1時間雨量が20ミリを超え始めた。雨が特に強かったのは24日夕方過ぎから25日3時ごろまでで、その後は弱まった。大分では24日22時から25日1時までの3時間に113ミリの雨を観測した。雨の強かった地域は大分市など沿岸部と南部で、大分では24~25日の総降水量は341ミリに達した。また、風が強かったのは24日夜半前から25日の早朝で、沿岸部では所により平均風速15~20メートルの風が吹いた。なお、北部沿岸では25日日中吹き返しの風が強かった。

大分市では24日18時から25日02時にかけて時間雨量20㎜~40㎜の強い雨が続いたため、同市葛木で裏山が崩れた。このため住宅が押しつぶされ、2人が生き埋めとなったが間もなく救出された。また、同市長谷団地では西側を流れる水路が決壊、150戸の住宅が床上・床下浸水、マイカーも水浸しとなった。この雨による大分市の被害は、25日朝現在で、負傷者2、家屋の全壊1、半壊1、道路損壊6、山・がけ崩れ13、床上浸水52、床下浸水631に及んだ。津久見市では24日夜、車で家に帰る途中、車ごと増水した川に転落して男性が死亡した。県下の国鉄は駅構内の浸水や土砂崩れなどで24日夜から25日午前にかけて不通となるなどダイヤが大幅に乱れ、寝台特急など6本が最寄りの駅で足止めされ、1,200人の乗客が列車内で一夜を過ごした。(以上9月25日 大分合同新聞)大分と空港を結ぶホ一パーフェリ一は24日全便欠航したのをはじめ、大分空港では24日午後から9便が欠航した。また、関西汽船もフェリ一1便が欠航した。(25日 朝日新聞)

【出典:大分県災異誌 第5編(昭和56年~平成2年)(1991.12)】

【昭和57年9月台風第19号】

【出典:1982/9/24 21:00の天気図】

災害データ

最低気圧
987.8hPa
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
1982/9/25 2:40
最大風速の風向
北西
最大風速
8.9メートル
最大風速の観測地
大分
最大風速の観測日時
1982/9/25 0:30
累積最大降水量
341ミリ
累積最大降水量観測地
大分
日最大降水量
270.5ミリ
日最大降水量観測地
大分
最大日降水量の観測年月日
1982/9/24
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
大分
最大1時間降水量の観測年月日時間
1982/9/25 0:20
死者・行方不明者数
1人
負傷者数
6人
住家全壊/全焼数
3戸(棟)
住家半壊/半焼数
7戸(棟)
住家一部損壊数
3戸(棟)
床上浸水数
209戸(棟)
床下浸水数
1459戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
469か所
橋梁被害
7か所
山・崖崩れ
20か所
被害総額
5,884,899 千円

主な被害

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台風による大雨のため、団地の西側を流れる水路が決壊、150戸の住宅が床上・床下浸水、マイカーも水浸しとなった。

台風による大雨の中、車で家に帰る途中、車ごと増水した川に転落した男性が死亡した。

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