大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
復興デザイン教育研究センター(CERD)

災害【昭和53年2月強風】

発生期間 昭和53年2月28日-

災害の種別
強風
市町村
中津市

概要

低気圧が発達しながら日本海中部を東進し、これに伴う顕著な寒冷前線が15時ごろ大分県を南下した。この前線の南下に先立って、南よりの強い風が吹き、春一番となった。また、前線通過後は、北よりの風が強くなったので、建物が倒壊したり、山火事が発生したりして、被害がでた。日最大瞬間風速23.3メートルは、観測開始以来の第2位を記録した。大分地方気象台では、10時過ぎから南西の風が強まり、12時40分には、南西23.3メートルの突風を記録し、15時前まで、15メートル以上の突風が続いた。前線通過後16~24時にかけては、西の風が強く、18時40分、21.1メートルの突風を記録した。

(1) 28日午後県内各地(大分市2件、臼杵市1件、日出町1件、緒方町1件、庄内町1件)で、たき火の不始末などで6件の小規模な山火事が発生した。
(2) 18時ごろ、国見町沖で漁船(4.5トン)が故障を起こして漂流したが、20時過ぎ救助された。
(3) 中津市で14時過ぎ木造平屋建トタンぶき資材置場(75平方メートル)が突風で倒壊した。また、パイプハウスのビニールが、あちこちで吹き飛ばされ、国道沿いでは、看板があちこちで倒れ、古い家屋では、力ワラが飛んだ所もあった。
(4) 大分空港では、14時着の全日空機が横風が強く、着陸できず引き返し、14時40分発の便が欠航した。ホバーフェリーも12時20分~14時40分の間欠航した。

【出典:大分県災異誌 第4編(昭和46年~55年)(1981.12)】

災害データ

最低気圧
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最低気圧観測地
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最低気圧観測日時
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最大風速の風向
西北西
最大風速
12.6メートル
最大風速の観測地
大分
最大風速の観測日時
1978/2/28 19:20
累積最大降水量
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累積最大降水量観測地
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日最大降水量
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日最大降水量観測地
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最大日降水量の観測年月日
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最大1時間降水量
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最大1時間降水量の観測地
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最大1時間降水量の観測年月日時間
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死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
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山・崖崩れ
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被害総額
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主な被害

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14時過ぎ、木造平家建トタンぶき資材置場(75平方メートル)が突風で倒壊した。また、パイプハウスのビニールが、あちこちで吹き飛ばされた。国道沿いでは、看板があちこちで倒れ、古い家屋では力ワラが飛んだところもあった。

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