大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【昭和51年6月大雨】東国東郡国東町

|災害番号:008520|固有コード:00852002

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市町村
国東市

概要(被害)

3つの貯水池が決壊、水田や民家などに被害が出た。

災害概要

22日、低気圧が日本海南部を北東に進み、これに伴った前線が23日にかけて九州南部まで南下した。更に23日の夜から24日の朝にかけて発達した低気圧が、九州北部を通った。22〜23日の県内の降水量は、南部では100ミリ以下であったが、全般に100〜200ミリに達し、短時間に強い雨が降った。

豊後高田市で22日午後4時すぎ、広瀬川の堤防工事現場が約80メートル決壊、床下浸水100余戸、田畑の冠水150ヘクタールなどの被害が出て、市では午後4時20分災害対策本部を設置した。国東町では3つの貯水池が決壊、水田、民家などに被害が出た。
交通障害
久大線:野矢駅構内線路に土砂が崩れ、22日16時ごろから20時30分まで一時不通。豊後中村駅付近で15時すぎ1時間30ミリの激しい雨で徐行運転。
宮原線:15時すぎの激しい雨で宝泉寺駅で一時運転停止。
豊肥線:緒方−豊後竹田間では1時間35㎜の激しい雨が降り17時30分〜19時20分まで列車が止まった。緒方−朝地間で大野川が危険水位に達し、21時30分〜23日0時10分まで一時不通。
住家一部破損1棟(国東町)、住家床下浸水216棟(主として豊後高田市)、水田流失1ヘクタール(国東町)、田畑冠水276ヘクタール(主として豊後高田市、一部国東町)、道路損壊10か所(県内各地)、堤防決壊4か所(豊後高田市、国東町)、がけ崩れ22か所(県内各地)(県警23日調べ)

【出典:大分県災異誌 第4編(昭和46年~55年)(1981.12)】

災害データ

最低気圧
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最低気圧観測地
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最低気圧観測日時
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最大風速の風向
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最大風速
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最大風速の観測地
-
最大風速の観測日時
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累積最大降水量
199ミリ
累積最大降水量観測地
耶馬渓
日最大降水量
143ミリ
日最大降水量観測地
釈迦岳
最大日降水量の観測年月日
1976/6/22
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
武蔵
最大1時間降水量の観測年月日時間
1976/6/22 13:00
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
8戸(棟)
床上浸水数
6戸(棟)
床下浸水数
136戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
519か所
橋梁被害
5か所
山・崖崩れ
-
被害総額
5,639,908 千円

主な被害

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構内線路に土砂が崩れ、22日16時ごろから20時30分まで一時不通となった。

広瀬川の堤防工事現場が約80メートル決壊、床下浸水100戸あまり、田畑の冠水150ヘクタールなどの被害が出た。市は午後4時20分災害対策本部を設置した。

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