大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【亨保14年9月大風雨・洪水】朝見川

|災害番号:001030|固有コード:00103002

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市町村
別府市

概要(被害)

大雨により朝見川流域に被害あり(もしくは朝見川の流れが変わった)。

災害概要

大風雨、洪水、鶴見獄、山潮を出し境川発生、大境村15戸流出、生存者1人、朝見川流域変わり、蓮田、地等発生する翌年南石垣に供養塔を建つ(別府史談、豊後鶴崎町史、府内藩会所日記、温故年表録)

【出典:大分県災害誌 資料篇(1952)】

西日本 暴風雨 関西以西暴風雨。筑後では本年最大の暴風。豊後鶴見岳にて山潮あり。

【出典:西日本災異誌(日下部正雄,気象庁研究時報11(5),1959)】

災害データ

最低気圧
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最低気圧観測地
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最低気圧観測日時
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最大風速の風向
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最大風速
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最大風速の観測地
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最大風速の観測日時
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累積最大降水量
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累積最大降水量観測地
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日最大降水量
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日最大降水量観測地
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最大日降水量の観測年月日
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最大1時間降水量
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最大1時間降水量の観測地
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最大1時間降水量の観測年月日時間
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死者・行方不明者数
21人
負傷者数
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住家全壊/全焼数
20戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
か所
山・崖崩れ
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被害総額
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主な被害

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朝見川の洪水により被害あり。

「石書大乗妙典塔」(水死者供養塔) 塔は硬質の安山岩に刻まれ、総高216センチある。
鶴見岳東麓を源流とする境川が豪雨のため大氾濫を起こした。水死者供養塔には以下のように書かれている。
「亨保十四年九月十三日夜、暴風雨のため、山鳴・洪水・岸崩れなどがおこり、別府邑と南石垣邑の境にあった民家が二十余家埋まってしまった。そのとき溺死者が二十一名も出た。流れがとまったとき、そこにはなんにもなかった。嘆いていいのか悲しんでいいのかわからなかった。そこで、小浦村の尾林氏が供養塔の建立を思い立ち、将山(府内万寿寺)の曹月津諦意趣を請い、亨保十五年の春「石書大乗妙典塔」を建立した」

【出典:二豊石造美術9号(大分県石造美術研究会、1988)(おおいた石造文化研究会 松原保則氏の報告による)】

速見郡南石垣村 石書大乗妙典塔

大雨により鶴見岳から土石流が発生。

境川の土石流で15戸流出。生存者は1人。

大雨により鶴見岳から土石流が発生。境川を下る。

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