災害【平成26年8月台風第11号】
発生期間 平成26年8月9日-平成26年8月10日 ) |災害番号:011870|固有コード:01187000
- 災害の種別
- 台風 大雨 強風
- 市町村
- 大分市
概要
7月29日09時にグアム島の東の海上で発生した台風第11号は西に進み、8月1日にはフィリピンの東の海上で暴風域を伴い、2日には猛烈な勢力に発達した。台風第11号は、強い勢力を維持したまま比較的遅い速度で北上し、10日06時過ぎに高知県安芸市付近に上陸した後、次第に速度を速めながら四国地方を通過し、10日11時前に兵庫県姫路市付近に再上陸した後、近畿地方を通過した。その後、台風第11号は暴風域を伴ったまま日本海を北上し、11日09時に日本海北部で温帯低気圧に変わった。大分県では、降り始めからの雨量(7日17時から10日08時)は、佐伯市宇目で252.0mmとなり、一時暴風域に入った南部の佐伯市蒲江では最大瞬間風速25.1m/s(9日21時59分)を観測した。
9日、大分市内で風のあおられた50~90歳代の女性計3人が転倒して軽傷を負った。豊後大野市では土砂災害の危険性が高まった緒方町上畑地区など3地区の105世帯225人に避難勧告を出した。また、佐伯市では高潮による被害を考慮し、旧佐伯市の沿岸部750世帯1,614人に避難準備情報を出した。大分県災害警戒本部によると、これらの対応によって13市で113世帯145人が自主避難した(9日23時現在)。18時頃から佐伯市の中心部では高潮により国道が冠水し、一時、全面通行止めとなった他、県内で道路の損壊や土砂崩れが発生し、19箇所で全面通行止めが発生した。
交通機関では、9日JR日豊本線の特急「にちりん」(大分駅-宮崎・宮崎空港駅間)、普通列車(佐伯駅-国分駅間)及び、豊肥本線の九州横断特急と普通列車(豊後竹田駅-宮地駅間)が始発から運転を見合わせた。空路では、大分空港を発着する33便が欠航となった。海路では大分県と関西・四国・山口県を結ぶ各社のフフェリーが欠航した。10日も午前中を中心にダイヤが乱れた。JRでは、日豊本線の東別府駅-西大分駅間で落石検知装置の作動により、一時運転を見合わせた影響で九州横断特急1本が部分運休し、普通列車4本が運休した。空路では大分と東京や名古屋、大阪を結ぶ便で欠航が相次いだ。
九州電力大分支社によると、強風であおられた樹木が電線に接触するなどで、竹田市や豊後大野市等で5,281戸が停電した。
【出典:大分地方気象台提供資料】
災害データ
- 最低気圧
- 987.2hPa
- 最低気圧観測地
- -
- 最低気圧観測日時
- 2014/8/10 2:25
- 最大風速の風向
- 北東
- 最大風速
- 17.4メートル
- 最大風速の観測地
- 武蔵
- 最大風速の観測日時
- 2014/8/9 11:56
- 累積最大降水量
- 252.5ミリ
- 累積最大降水量観測地
- 宇目
- 日最大降水量
- 177.5ミリ
- 日最大降水量観測地
- 蒲江
- 最大日降水量の観測年月日
- 2014/8/9
- 最大1時間降水量
- -
- 最大1時間降水量の観測地
- 犬飼 宇目
- 最大1時間降水量の観測年月日時間
- 2014/8/9 13:44 08:46
- 死者・行方不明者数
- -
- 負傷者数
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- 住家全壊/全焼数
- 戸(棟)
- 住家半壊/半焼数
- 戸(棟)
- 住家一部損壊数
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- 床上浸水数
- -
- 床下浸水数
- -
- 道路被害 ※事前通行規制は除く
- 30か所
- 橋梁被害
- -
- 山・崖崩れ
- 1か所
- 被害総額
- 258,491 千円