大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
復興デザイン教育研究センター(CERD)

災害【平成26年7月台風第8号】

発生期間 平成26年7月9日-平成26年7月10日 |災害番号:011850|固有コード:01185000

災害の種別
台風 大雨
市町村
大分市

概要

平成26年7月4日09時にマリアナ諸島で発生した台風第8号は、フィリピンの東を北西へ進みながら発達し、7日03時にはフィリピンの東海上で中心気圧930hPa、中心付近の最大風速50m/sの大型で非常に強い台風となった。台風は、大型で非常に強い勢力を維持したまま8日午前に宮古島の東を通過し東シナ海を北上しながら勢力を弱め、9日午後に九州西方海上で進路を東に変えた。10日は00時に風速25m/s以上の暴風域がなくなり、07時前に鹿児島県阿久根市付近に上陸し、昼前に日向灘に抜けた。その後さらに東へ進み、11日09時に関東の東海上で温帯低気圧となった。大分県では、7月9日00時から10日24時までの総雨量が、佐伯市佐伯で51.5mm、佐伯市宇目で48.0mm、玖珠で36.0mmを観測した。

7月9日11時30分頃、大分市佐賀関で信号待ちをしていた女性(77歳)が、強風にあおられ転倒し負傷(軽傷)した。
土砂災害では別府市、佐伯市、国東市でがけ崩れが発生し、通行止めとなったところもあった。自治体の対応として竹田市全域及び九重町全域に避難準備情報が発令された。この2市町を含む16市町村で最大195世帯247人が自主避難した。
交通機関では、強風の影響から大きく乱れた。JRでは、特急「にちりん」、「九州横断特急」が午前中運休した他、普通列車も強風による徐行運転の影響で各線遅れが発生した。海路では国道九四フェリー(佐賀関-三崎)、佐伯・宿毛フェリー(佐伯-宿毛)で全便が欠航。九四オレンジフェリー(臼杵-八幡浜)、宇和島運輸フェリー(別府・臼杵-八幡浜)、スオーナダフェリー(竹田津-徳山)は午前中の便を運休した。フェリーさふらわあは別府発大阪行きが欠航した。空路は大分-羽田間の日本航空とソラシドエアの計5便が欠航した。

【出典:大分地方気象台提供資料】

災害データ

最低気圧
986.3hPa
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
2014/7/10 8:08
最大風速の風向
南南東
最大風速
19.9メートル
最大風速の観測地
蒲江
最大風速の観測日時
2014/7/10 0:37
累積最大降水量
51.5ミリ
累積最大降水量観測地
佐伯
日最大降水量
40.5ミリ
日最大降水量観測地
臼杵
最大日降水量の観測年月日
2014/7/9
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
蒲江
最大1時間降水量の観測年月日時間
2014/7/9 18:13
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
1戸(棟)
床上浸水数
-
床下浸水数
-
道路被害 ※事前通行規制は除く
36か所
橋梁被害
-
山・崖崩れ
-
被害総額
64,540 千円