大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【平成25年10月台風第27号、秋雨前線】

発生期間 41570-41572 |災害番号:011770|固有コード:01177000

災害の種別
台風 大雨 洪水
市町村
佐伯市

概要

10月16日15時、グアム島付近で発生した台風第27号は、発達しながら北西へ進んだ。19日には北マリアナ諸島の東海上で猛烈な(中心気圧920hPa)台風となった。その後も台風は北西進し24日沖縄の南西海上から北東へ進路を変え、日本の南海上を北東進した。大分県へは25日夜最接近したが、九州には以前から前線が停滞しており、台風からの暖かく湿った空気の流入があり、台風接近前の23日から25日にかけ前線活動が活発となった影響から、大分県の中部・南部を中心に大雨となった。

佐伯市で最大24時間降水量403ミリを観測し、観測史上最大となった。
この影響で 24 日、津久見、大分、佐伯の 3 市で計 43 世帯 80 人が公民館などに避難した。
佐伯、臼杵、大分、豊後大野、杵築の5市で道路が冠水や、崩れた土砂に覆われるなどして国道、県道、市道計17カ所が通行止めとなった。佐伯市では民家の裏山が崩れるなど2件の土砂崩れが発生した。
午後0時10分ごろ、豊後大野市三重町と大野町の最大1,418世帯で停電が発生、約1時間10分後に全て復旧した。九州電力三重営業所によると、大野町田中で土砂崩れがあり、倒れた木が高圧線に接触してショートしたのが原因。
交通機関では、JRによると、日豊本線の下ノ江(臼杵市)-北延岡(宮崎県)間で雨量計が規制値に達し、始発から午後8時まで徐行運転が続いた。特急、普通列車が運休や部分運休をした。

【出典:大分地方気象台提供資料】

災害データ

最低気圧
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最低気圧観測地
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最低気圧観測日時
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最大風速の風向
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最大風速
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最大風速の観測地
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最大風速の観測日時
-
累積最大降水量
501.5ミリ
累積最大降水量観測地
佐伯
日最大降水量
359.5ミリ
日最大降水量観測地
佐伯
最大日降水量の観測年月日
2013/10/24
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
佐伯
最大1時間降水量の観測年月日時間
2014/10/24 6:32
死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
1戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
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山・崖崩れ
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被害総額
310,991 千円

主な被害

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広さ1.8ヘクタールの農業用ハウスでは、降り続く雨で、壊れた天井や出入り口などから雨水が流れ込んだ。高さ50センチほどに育ち、出荷する直前だったニラがほぼすべて水につかる状態だった。水は引き始めているものの、ものによっては根が腐って出荷できなくなる可能性もある。

裏山の斜面が幅およそ5メートル、高さおよそ4メートルにわたって崩れ、草や土が混ざった土砂が住宅から2メートルほどのところまで流れ出した。建物への被害はなかった。また、当時、住宅には誰もおらず、けが人はいなかった。

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