大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【平成23年9月台風第12号】

発生期間 平成23年9月2日-平成23年9月3日 |災害番号:011651|固有コード:01165100

災害の種別
台風 強風
市町村
佐伯市

概要

8月25日09時に沖ノ鳥島の南東海上で発生した台風第12号(TALAS)は、東経140 度に沿うようにゆっくりと北上した。29日21時には小笠原諸島近海で中心気圧 970hPa の大型の台風に発達した。その後、台風第12号は、やや西よりに進路を変え、9月3日10時前に高知県東部に上陸した後、四国東部、瀬戸内海を通過後、岡山県南部に再上陸した。中国地方を縦断後、日本海へ抜けた。大分県への影響は、9月3日未明に再接近し、南部では暴風域に入る時間帯もあったが、海上の交通機関の乱れ等が主な影響で、大きな災害は発生しなかった。一方、紀伊半島では甚大な災害が発生し、後に特別警報制定のきっかけのひとつとなった事例である。

3日昼頃、佐伯市鶴岡西町において、自転車で通行中の女性(72歳)が、強風にあおられ転倒し負傷した。大分市佐賀関一尺屋では2世帯2名が自主避難した。佐伯市大入島では、高波の影響で県道が通行止めとなった他、農林水産業施設で1,190 万円の被害があった。
交通機関では、2 日、大分と関西及び四国を結ぶフェリーの午後の便が欠航となった。また、アイベックスエアラインスの大分-名古屋間の2便が欠航となった。3日、大分と関西及び四国を結ぶフェリーの午前の便が欠航となった。全日空とアイベックスエアラインスの大分-伊丹間の計3便が欠航となった。JRでは日豊本線の大分-高城間と上岡-直見間で強風のため徐行運転を行った影響で、普通列車2本が部分運休した他、一部の列車で遅れが出た。

【出典:大分地方気象台提供資料】

災害データ

最低気圧
987.2hPa
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
2011/9/2 1:46
最大風速の風向
西北西
最大風速
16.4メートル
最大風速の観測地
豊後高田
最大風速の観測日時
2011/9/3 8:27
累積最大降水量
122ミリ
累積最大降水量観測地
宇目
日最大降水量
96ミリ
日最大降水量観測地
蒲江 宇目
最大日降水量の観測年月日
2011/9/2
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
佐伯
最大1時間降水量の観測年月日時間
2011/9/2 6:28
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
-
床下浸水数
-
道路被害 ※事前通行規制は除く
-
橋梁被害
-
山・崖崩れ
-
被害総額
11,897 千円

主な被害

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自転車に乗っていた70代の女性が転倒し、左ひじに軽いけがをした。突然の強風で自転車の操作ができなくなったため転んでしまったとのこと。

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