大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【平成21年10月台風第18号】

発生期間 平成21年10月7日-平成21年10月8日 |災害番号:011502|固有コード:01150200

災害の種別
台風 大雨

概要

台風18号の発達した雨雲にともなって県内でも雨が降り、10月7日午前8時までの1時間に佐伯市で21ミリの強い雨を観測した。県教育委員会によると佐伯市、津久見市、臼杵市の小中学校と高校、あわせて51校で7日の授業を予定より早く打ち切り児童や生徒を帰宅させた。また空の便、海の便で欠航が出た。

9月29日21時にマーシャル諸島付近で発生した台風第18号は、西北西に進みながら発達し、10月4日には中心付近の最大風速が55m/sと猛烈な勢力となった。
 台風は、6日には進路を北寄りに変え、中心付近の最大風速が45m/sと非常に強い勢力で南大東島の南へ進んだ。7日には非常に強い勢力を維持したまま、四国の南海上に進んだ。8日には中心付近の最大風速が40m/sと強い勢力で紀伊半島の南を北東に進み、同5時過ぎに知多半島付近に上陸し、その後、東海地方、関東甲信地方、東北地方を進み、同日夕方には太平洋に達した。この間、最大風速は徐々に弱まったが、強風域は広がり、8日9時に高崎市付近で大型の台風となった。台風は9日は、暴風域を保ったまま、北海道の南を北東へ進んだ後、同日15時に千島近海で温帯低気圧となった。
 この台風は、非常に強い勢力を保ったまま、南西諸島から西日本に接近し、強い勢力で上陸したため、沖縄地方から北海道地方にかけての広い範囲で暴風となった。また、台風をとりまく発達した雨雲の影響で、8日朝に茨城県と千葉県で竜巻が発生した。この台風により、愛知県東海市東海で8日5時48分までの1時間に83.5mmの猛烈な雨が降ったほか、近畿地方の一部で6日から9日までの総雨量が300mmをこえるなど、沖縄地方から北海道地方の広い範囲で大雨となった。7日から9日には南西諸島から北日本の太平洋側や日本海沿岸、オホーツク海沿岸で高さ4mをこえるしけとなり、近畿や東海の太平洋側と伊豆諸島では、高さ9mをこえる猛烈なしけとなったところもあった。
 この台風により、和歌山県、埼玉県および宮城県で死者5名となり、沖縄地方から北海道地方の広い範囲で住家損壊、土砂災害、浸水害等が発生した。農業・林業・水産業被害や鉄道の運休、航空機・フェリーの欠航等による交通障害が発生した。さらに、茨城県土浦市と龍ケ崎市、千葉県九十九里町等では、竜巻により負傷者や住家損壊が発生した。(消防庁情報 平成21年10月13日15:00現在、国土交通省情報 平成21年10月13日11:00現在による)

【出典:台風第18号による暴風・大雨  平成21年(2009年)10月6日~10月9日(速報)(気象庁)】

災害データ

最低気圧
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最低気圧観測地
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最低気圧観測日時
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最大風速の風向
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最大風速
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最大風速の観測地
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最大風速の観測日時
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累積最大降水量
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累積最大降水量観測地
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日最大降水量
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日最大降水量観測地
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最大日降水量の観測年月日
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最大1時間降水量
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最大1時間降水量の観測地
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最大1時間降水量の観測年月日時間
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死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
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住家半壊/半焼数
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住家一部損壊数
1戸(棟)
床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
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山・崖崩れ
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被害総額
5,409 千円