大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【平成15年9月台風第14号】

発生期間 平成15年9月11日-平成15年9月13日 |災害番号:011050|固有コード:01105000

災害の種別
台風 大雨 洪水 高潮

概要

9月6日15時、マリアナ諸島近海で発生した台風第14号は、9日3時には、南大東島の南海上へ進み「強い」台風に発達した。9日21時には那覇市の南海上に達し、「非常に強い」台風に発達した。10日21時には宮古島の南東海上に達し、「猛烈な」台風に発達した。11日9時には、宮古島の北北西の海上へ進み、進路を北に変え、勢力を幾分弱めながら東シナ海を北上した。12日21時には「強い」勢力を保ちながら、朝鮮半島南部に上陸した後、日本海へ進み、14日6時にはオホーツク海で温帯低気圧に変わった。大分県では、台風第14号の影響で、11日夕方から、12日早朝にかけ、南東海上から暖かく湿った空気が流れ込み、南部、中部を中心に短時間強雨を伴う大雨となった。各地の最大1時間降水量は、臼杵では11日22時40分に83ミリ(臼杵観測所の統計開始以来累年第1位)、佐伯では11日23時10分に74ミリ(佐伯観測所の統計開始以来累年第1位)、佐賀関では66ミリに達した。番匠川では大雨により、河川の水位が上がり、一時番匠橋観測所では警戒水位を越えた。また、大分県は12日12時頃強風域に入り、13日0時頃強風域を抜けた。

台風の接近に伴う大雨により、南部、中部を中心に5箇所の山がけ崩れが発生した。また、臼杵市では道路からの雨水が流入し、3棟で床下浸水が発生した。(交通機関)JRでは、大雨の影響で、豊肥本線、日豊本線で運休、遅延が相次いだ。フェリーでは、スオーナダフェリー、佐伯・宿毛フェリー、国道九四フェリー、宇和島運輸フェリー、高速船ソレイユ、大分ホーバーフェリーで欠航が相次いだ。

【出典:大分県災異誌 第7編(平成13年-平成23年)(2012.2)】

【平成15年9月台風第14号】

【出典:2003/9/12 9:00の天気図】

災害データ

最低気圧
-
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
-
最大風速の風向
南南西
最大風速
15メートル
最大風速の観測地
武蔵
最大風速の観測日時
2003/9/12 2:40
累積最大降水量
302ミリ
累積最大降水量観測地
宇目
日最大降水量
180ミリ
日最大降水量観測地
臼杵
最大日降水量の観測年月日
2003/9/11
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
臼杵
最大1時間降水量の観測年月日時間
2003/9/11 22:40
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
-
床下浸水数
2戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
42か所
橋梁被害
-
山・崖崩れ
-
被害総額
266,227 千円