災害【平成14年7月台風第6号】
発生期間 平成14年7月8日-平成14年7月9日 ) |災害番号:010950|固有コード:01095000
- 災害の種別
- 台風 大雨
- 市町村
- 大分市
概要
6月29日9時にトラック島近海で発生した台風第6号は、7月8日12時には南大東島の南東海上に達し、「非常に強い」台風となった。その後、北北東へ進み、9日15時には「強い」勢力を維持したまま種子島の南東海上に達した後、四国の南海上を北東へ進んだ。このため、大分県は南海上から暖かく湿った空気が流れ込み、9日昼前から夕方にかけ、南部、中部を中心に大雨となり、9日の日降水量は多いところで220ミリに達した。
29日の大雨により、大分市南の乙津川河川敷で増水した川に流された中学生が約150m下流で遺体で見つかった。大分市、大野郡(犬飼町、野津町、千歳村)、南海部郡(蒲江町、本匠村)で合計7箇所の山がけ崩れがあった。大野郡犬飼町の県道百枝浅瀬野津線で道路損壊があった他、大分市の国道210号線、臼杵市の国道502号線、野津町の町道東谷線でそれぞれ一部の区間で道路冠水の被害が出た。海上交通では、国道九四フェリー(佐賀関-三崎)は、佐賀関発の7 便と三崎発の6便、佐伯宿毛フェリーは佐伯発と宿毛発のそれぞれ1 便が欠航した。ダイヤモンドフェリー(大分-神戸)は9 日22 時35 分に神戸を出た便が松山で運航を打ち切った。関西汽船フェリー(別府-大阪)は、9 日17 時別府発の便が神戸まで、9 日21 時大阪発の便を松山までの運航とした。JR では雨のため、運休や速度規制などでダイヤが乱れた。日豊本線は特急列車2 本、普通列車16 本が運休。豊肥本線は特急列車4 本、普通列車37 本が運休。久大本線は普通列車2 本が運休となった。
農作物の被害では、大分市で冠水により、ニラが出荷不能になり 約150 万円の被害が出た。また、県内の小・中学校、高校の102 校が9 日午後、児童生徒を途中下校させた。
【出典:大分県災異誌 第7編(平成13年-平成23年)(2012.2)】
【出典:2002/7/9 9:00の天気図】
災害データ
- 最低気圧
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- 最低気圧観測地
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- 最低気圧観測日時
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- 最大風速の風向
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- 最大風速
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- 最大風速の観測地
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- 最大風速の観測日時
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- 累積最大降水量
- 225ミリ
- 累積最大降水量観測地
- 出羽
- 日最大降水量
- 220ミリ
- 日最大降水量観測地
- 出羽
- 最大日降水量の観測年月日
- 2002/7/9
- 最大1時間降水量
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- 最大1時間降水量の観測地
- 出羽 宇目
- 最大1時間降水量の観測年月日時間
- 2002/7/9 10:00
- 死者・行方不明者数
- 1人
- 負傷者数
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- 住家全壊/全焼数
- 戸(棟)
- 住家半壊/半焼数
- 戸(棟)
- 住家一部損壊数
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- 床上浸水数
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- 床下浸水数
- 12戸(棟)
- 道路被害 ※事前通行規制は除く
- 87か所
- 橋梁被害
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- 山・崖崩れ
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- 被害総額
- 889,070 千円