大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【平成11年8月台風第8号】

発生期間 平成11年8月5日-平成11年8月7日 |災害番号:010740|固有コード:01074000

災害の種別
台風 大雨
市町村
大分市

概要

南大東島の東海上で4日発生した台風第8号は、5日21時には南大東島の北東約170キロの海上に達した。その後進路を北西から北に変え、中型で弱い勢力を維持し、30キロ/時間の速度で九州の南海上を進み、6日15時には種子島の南東約230キロの海上を通過し、その後進路を北から北西に変え、東シナ海を進み7日12時に福江の西海上で熱帯低気圧になった。県下では、5日から7日にかけては、台風第8号からの暖かい湿った気流が流れ込み、県内全域でまとまった雨が降り、6日の日降水量は倉木で205ミリ、宇目で118ミリ出羽で113ミリの大雨が降った。

台風第7号による大雨の影響で地盤が緩んでいる地域に台風第8号による大雨が重なり、山・がけ崩れが発生した。大分市月形の県道臼杵上戸次線で土砂崩れが起き通行中の乗用車ニ台が巻き込まれたが、乗用車に乗っていた計6人は自力で脱出して無事。現場は大分市と臼杵市の境界付近。崩れた土砂は幅数十メートルにわたって県道を塞いだ。(交通機関)JR日豊線で6日に特急や普通列車のダイヤが深夜まで乱れた。宇和島運輸フェリー(別府ー三崎)が6日から7日の午前中にかけ6便欠航した。国道九四フェリー(佐賀関ー三崎)も6日から7日にかけ往復6便欠航した。(農業被害)農業関係の被害は636万円。その全てが水稲の被害であった。

【出典:大分県災異誌 第6編(平成3年-平成12年)(2002.3)】

【平成11年8月台風第8号】

【出典:1999/8/7 9:00の天気図】

災害データ

最低気圧
995.1hPa
最低気圧観測地
日田
最低気圧観測日時
1999/8/7 3:02
最大風速の風向
最大風速
10.5メートル
最大風速の観測地
大分
最大風速の観測日時
1999/8/7 5:40
累積最大降水量
351ミリ
累積最大降水量観測地
倉木
日最大降水量
205ミリ
日最大降水量観測地
倉木
最大日降水量の観測年月日
1999/8/6
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
倉木
最大1時間降水量の観測年月日時間
1999/8/6 11:00
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
-
床下浸水数
-
道路被害 ※事前通行規制は除く
-
橋梁被害
-
山・崖崩れ
5か所
被害総額
-

主な被害

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県道臼杵上戸次線で土砂崩れが起き、通行中の乗用車2台が巻き込まれた。乗用車に乗っていた計6人は自力で脱出して無事。現場は大分市と臼杵市の境界付近。崩れた土砂は幅数十メートルにわたって県道を塞いだ。

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