大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【平成2年9月台風第19号】

発生期間 平成2年9月17日-平成2年9月19日 |災害番号:009950|固有コード:00995000

災害の種別
台風 大雨

概要

13日にグアム島の北西海上で発生した台風第19号は、18日から19日にかけて南西諸島沿いにゆっくりした速度(20キロ/時間)で北上を続けた。19日15時には、大分市の南東約180キロの海上を強い勢力を保ちながら北東に進み、四国沖を経て20時過ぎに和歌山県白浜町付近に上陸した。県下の雨は台風が沖縄の南海上にあった17日から降り始め、19日には耶馬渓で日雨量が210ミリを記録するなど、17日から19日の総雨量は下障子で379ミリに達したのをはじめ、湯布院・耶馬渓にかけて250ミリを超えた。また沿岸部では、日最大風速が10メートルを超え、大分市では北東22.0メートルの最大瞬間風速を観測した。

県災害対策本部のまとめによると、冠水や崩土のため、県内29ケ所の道路で通行規制が行なわれたほか、大分空港発着のコミュータ一便や県内と四国、広島を結ぶフェリ一もすベて欠航。JRも県内3線で運休が相次いだ。県内の公立小・中学校は579校中415校が、県・公立高校75校中50校がそれぞれ臨時休校となった。農業関係では、収穫期前の稲が1,500ヘクタールにわたって倒伏した。(西日本新聞)

【出典:大分県災異誌 第5編(昭和56年~平成2年)(1991.12)】

【平成2年9月台風第19号】

【出典:1990/9/19 9:00の天気図】

災害データ

最低気圧
991.6hPa
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
1990/9/19 8:45
最大風速の風向
北東
最大風速
12.1メートル
最大風速の観測地
大分
最大風速の観測日時
1990/9/19 3:50
累積最大降水量
379ミリ
累積最大降水量観測地
下障子
日最大降水量
210ミリ
日最大降水量観測地
耶馬溪
最大日降水量の観測年月日
1990/9/19
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
下障子
最大1時間降水量の観測年月日時間
1990/9/19 5:00
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
-
床下浸水数
11戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
275か所
橋梁被害
4か所
山・崖崩れ
4か所
被害総額
5,488,979 千円