大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【昭和55年10月台風第19号】

発生期間 昭和55年10月12日-昭和55年10月14日 |災害番号:009120|固有コード:00912000

災害の種別
台風 大雨 強風 高潮

概要

トラック島付近にあった弱い熱帯低気圧は、10月4日9時に台風第19号となった。台風は、北西ないし西北西に進み、9日9時には、中型の猛烈な台風(中心気圧890ミリバール)に発達した。台風は強い勢力を保ったまま、11日の午後から沖縄本島を遠回りするように放物線状の進路をとって転向し、種子島を襲い、九州の南東海上を速度を増しながら東北東に進んだ。大分県の南部では、台風が名瀬の西南西およそ350キロにあった13日5時前後に南部で激しい雨が降り、蒲江では、5時までの1時間に69ミリを観測した。その後雨は、小降りとなったが、台風が屋久島の西の海上にあった13日の夜半前ごろから、県内では、風雨が強まり、南部では、14日の早朝に200ミリを超す大雨が降った。大分では、14日の4時40分に最大風速12.1メートル(N)、最大瞬間風速20.5メートル(N)を記録した。雨は総じて県南部に多く蒲江の総雨量は423ミリに達した。

主に県の中部・南部に被害が発生。負傷者1人、床上浸水19棟、床下浸水112楝、建物一部破損5棟、道路損壊20か所、崖崩れ10か所が起きた(県警調べ)。

【出典:大分県災異誌 第4編(昭和46年~55年)(1981.12)】

【昭和55年10月台風第19号】

【出典:1980/10/14 9:00の天気図】

災害データ

最低気圧
999.6hPa
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
1970/10/14 11:00
最大風速の風向
最大風速
16メートル
最大風速の観測地
大分空港
最大風速の観測日時
1980/10/14 4:45
累積最大降水量
423ミリ
累積最大降水量観測地
蒲江
日最大降水量
278ミリ
日最大降水量観測地
下障子
最大日降水量の観測年月日
1980/10/14
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
大分
最大1時間降水量の観測年月日時間
1980/10/13 23:30
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
-
住家半壊/半焼数
3戸(棟)
住家一部損壊数
6戸(棟)
床上浸水数
30戸(棟)
床下浸水数
505戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
506か所
橋梁被害
4か所
山・崖崩れ
-
被害総額
3,751,809 千円