大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【昭和31年8月台風第9号】

発生期間 昭和31年8月16日-昭和31年8月17日 |災害番号:006100|固有コード:00610000

災害の種別
台風 大雨 強風

概要

12日に台湾の南東海上に発生した台風は発達しながら北に進み、15日には東シナ海に入り、16日九州の西海上を通過し、17日対馬海峡を経て山陰沖に進んだ。
台風の規模は中程度で、大分では風速が10メートル以上になったのは16日夕方から17日正午ごろまでであった。雨は多い所で100~150ミリ降ったが、干天つづきで田畑が枯死寸前に追い込まれていたので、畑作物にとつては干天に慈雨であった。
しかし、台風が水稲に与えた被害は意外にはなはだしく、約500ヘクタールが乾風害をうけ、東国東、速見、宇佐、南海部の各郡および別府市の海岸線付近がとくに大きく、なかでも国東町、武蔵町、安岐町一帯の海岸線では、幅6キロメートルにわたって200ヘクタールの水稲の被害があった。また玖珠地方の白穂害も7へクタ一ルにおよんだ。

【出典:大分県災異誌 第2編(1966)】

【昭和31年8月台風第9号】

【出典:1956/8/16 21:00の天気図】

災害データ

最低気圧
980.8hPa
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
1956/8/17 6:07
最大風速の風向
南南東
最大風速
16.5メートル
最大風速の観測地
佐賀関
最大風速の観測日時
1956/8/17 1:40
累積最大降水量
198ミリ
累積最大降水量観測地
中津江
日最大降水量
196ミリ
日最大降水量観測地
中津江
最大日降水量の観測年月日
1956/8/16
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
大分
最大1時間降水量の観測年月日時間
1956/8/16 20:13
死者・行方不明者数
1人
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
9戸(棟)
住家半壊/半焼数
6戸(棟)
住家一部損壊数
69戸(棟)
床上浸水数
-
床下浸水数
1戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
5か所
橋梁被害
-
山・崖崩れ
2か所
被害総額
-