災害【平成29年5月地すべり】
発生期間 平成29年5月16日-
- 災害の種別
- 地すべり
- 市町村
- 豊後大野市
概要
16日、住民から豊後大野市に「自宅の敷地内で地割れが起きている」という連絡があり、市や県が調べたところ、南北およそ400メートル、東西およそ300メートルの範囲で81か所の地割れが確認された。市は地すべりのおそれがあるとして、一時9世帯17人に避難勧告を出した。26日には地割れの広がりが1時間あたり22.8ミリを観測した。これにより地すべりの末端部の平井川が閉塞したが、仮の排水路を完成させ対策を行った。
災害データ
- 死者・行方不明者数
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- 負傷者数
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- 住家全壊/全焼数
- 戸(棟)
- 住家半壊/半焼数
- 戸(棟)
- 住家一部損壊数
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- 床上浸水数
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- 床下浸水数
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- 道路被害 ※事前通行規制は除く
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- 橋梁被害
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- 山・崖崩れ
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- 被害総額
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主な被害
マップを見る大分県道209号朝地直入線沿いにある。
2017年5月に始まった綿田地区地すべり災害の碑。
【碑文】
二〇一七年(平成二十九年)五月十六日夕刻民家の庭で亀裂が発見された。翌日には野添・引地地区の広い範囲で亀裂が発生した。その後、一ヶ月の間に約五メートルの段差がついた。当時九世帯十七人が避難し、水田は十三ヘクタールが作付けできなくなった。
その後、県・市により地すべり対策事業や圃場整備事業が行われ、二〇一八年(平成三十年)には安全性が確認された水田・徳野原地区の八ヘクタールが、二〇二〇年(令和二年)からは野添・引地地区を含めた被災したすべての水田で作付けできるようになった。
このように大災害に見舞われたが、多くの関係機関を始め支援いただいた方々に感謝し、今後も綿田地区の絆を大切に綿田米の生産が維持できるように夢を持ち集落の発展を念願して礎とする。
令和四年十一月吉日 建立
地区で少なくとも地割れが40か所確認され、一時9世帯17人に避難勧告が出された。16日住民から市に「自宅の敷地内で地割れが起きている」という連絡があり市や県などが調べたところ、縦およそ400メートル、横およそ300メートルの範囲の中で81か所の地割れが確認された。大きいものでは地面に幅およそ30センチ、長さおよそ80メートルに及んだ。住宅が居住不能、農地被害警戒区域内の水田14.35ヘクタールのうち、10.19ヘクタールが耕作不能となった。市道は2か所で通行ができなくなった。