大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【平成24年6月台風第4号】大分市佐賀関

|災害番号:011700|固有コード:01170002

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市町村
大分市

概要(被害)

住宅の裏にある山の斜面が、高さ4メートル、幅3.6メートルにわたって崩れているのが見つかった。崩れた場所からは土砂が流れ出して、住宅の壁まで押し寄せた。住民にけがはなかった。

災害概要

6月13日21時にカロリン諸島付近で発生した台風第4号(GUCHOL)は、フィリピンの東海上まで発達しながら西進した後、15日から北に進路を変え、更に発達しながらフィリピンの東海上を北上した。16日15時には非常に強い勢力まで発達した。
北緯20度線を通過後、次第に北北東へ進路を変え、沖縄・種子島の東海上を北上した。その後、紀伊半島に上陸し、東日本を縦断した。大分県へは19日昼過ぎに最接近した。台風からの湿った南東風の影響で大分県の南部を中心にまとまった降水があった。

19日佐伯市直川横川の市道など2箇所で土砂崩れ等に伴い、全面通行止めとなった。また、東九州自動車道は臼杵-佐伯間で雨量が基準値を超えたため通行止めになった。佐伯市本匠で1世帯1人が自主避難した。
交通機関では、JRは日豊本線直川駅-市棚駅間で土砂が線路に流入し、佐伯駅-延岡駅間で運転を見合わせた影響で特急列車など19本が運休した。空の便では大分-羽田間で2便、大分-大阪間で3便、大分-名古屋間で2便が欠航となった。
海の便では佐伯・宿毛フェリー(佐伯-宿毛)が全便欠航になったのをはじめ各社で欠航が相次いだ。

【出典:大分地方気象台提供資料】

災害データ

最低気圧
-
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
-
最大風速の風向
南南東
最大風速
11.7メートル
最大風速の観測地
蒲江
最大風速の観測日時
2012/6/19 0:39
累積最大降水量
244.5ミリ
累積最大降水量観測地
宇目
日最大降水量
135ミリ
日最大降水量観測地
宇目
最大日降水量の観測年月日
2012/6/18
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
宇目
最大1時間降水量の観測年月日時間
2012/6/19 0:25
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
1戸(棟)
床下浸水数
-
道路被害 ※事前通行規制は除く
1か所
橋梁被害
-
山・崖崩れ
6か所
被害総額
98,847 千円

主な被害

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市道が冠水して軽乗用車が動けなくなったと警察に通報があった。軽乗用車を運転した人は自力で逃げ出しけがはなかった。

住宅1棟にあふれた水が流れ込んで居間の床上まで水につかる被害があった。市は近くの久留須川の水があふれた可能性もあるとみている。

住宅の裏にある斜面から10平方メートルほどの土砂が崩れた。周辺の3世帯3人が自主的に避難した。

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