大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
復興デザイン教育研究センター(CERD)

被害【平成5年8月台風第7号】大野郡緒方町徳田

|災害番号:010300|固有コード:01030002

災害の詳細を見る →

市町村
豊後大野市

概要(被害)

民家裏の土砂が崩れ住家が半壊した。

災害概要

台風7号は、9日大型で非常に強い勢力を保ちながら九州西海上を北に進み、10日6時ごろ平戸市付近を通って対馬海峡へ進み昼過ぎには日本海に入った。県下は10日2時ごろに全域が暴風域に入り、14時ごろ暴風域を抜けた。台風が大型であったため沿岸部を中心に強風が長時間続いた。蒲江では10日01〜11時の11時間にわたって15メートルを越える強風が吹き、5時には最大風速20メートルを観測した。一方、雨は県南西部を中心に大雨となり、倉木(下障子)では累年第1位の日降水量307ミリを記録し、総降水量は425ミリに達した。

台風7号の強風により、収穫期を迎えていた中津、日田のナシ、豊後高田、西国東の白ネギ、竹田のトマト、佐伯、院内、国東の早期水稲などが被害を受け、被害面積は3000haにおよびビニールハウス等の農業施設も被害を受けた。(8月17日県農政部調べ)10日03時ごろ、宇目町で川尻川が増水し近くの養鶏場が浸水した。このため2万羽のブロイラーが死んだ。(大分合同新問)強風により樹木が倒れかかるなどして、10日未明から県南や大分市を中心に14,000戸が停電した。(九州電力大分支店)緒方町徳田では民家裏の土砂が崩れ住家が半壊したほか、同町辻や原尻では床下浸水などの被害が発生した。(県警調べ)

【出典:大分県災異誌 第6編(平成3年-平成12年)(2002.3)】

【平成5年8月台風第7号】

【出典:1993/8/9 21:00の天気図】

災害データ

最低気圧
979hPa
最低気圧観測地
日田
最低気圧観測日時
1993/8/10 6:02
最大風速の風向
南南東
最大風速
20メートル
最大風速の観測地
蒲江
最大風速の観測日時
1993/8/10 5:00
累積最大降水量
425ミリ
累積最大降水量観測地
下障子
日最大降水量
307ミリ
日最大降水量観測地
下障子
最大日降水量の観測年月日
1993/8/9
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
下障子
最大1時間降水量の観測年月日時間
1997/8/11
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
1戸(棟)
住家半壊/半焼数
1戸(棟)
住家一部損壊数
39戸(棟)
床上浸水数
-
床下浸水数
3戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
279か所
橋梁被害
-
山・崖崩れ
12か所
被害総額
4,002,942 千円

主な被害

マップを見る

床下浸水などの被害が発生した。

床下浸水などの被害が発生した。

河尻川が増水し近くの養鶏場が浸水した。このため2万羽のブロイラーが死んだ。

災害一覧に戻る