大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【平成5年6月大雨】大野郡朝地町近地

|災害番号:010250|固有コード:01025001

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市町村
豊後大野市

概要(被害)

JR豊肥線朝地〜竹田間で土砂崩れが発生。普通列車6本が運休したのをはじめ遅延が相次いだ。

災害概要

28日、九州の中部にあった梅雨前線の活動が強まり、このため県下は日中を中心に50〜80ミリの雨となった。その後、前線が対馬海峡まで北上したため28日夜から29日昼前まで小康状態となった。29日午後には前線が九州中部まで南下したのに伴い、再び雨となり30日の夜まで続いた。29〜30日の降水量は釈迦岳で327ミリ、湯布院で204ミリに達し、その他の地域でも100ミリを超す雨となった。期間中の総降水量は、県の西部から中部で200ミリを超え、釈迦岳では412ミリの降水量を記録した。

29日夕方から30日にかけての雨で、県の西部を中心に土砂崩れが相次いで発生した。29日21時ごろ、九重町右田の民家の裏山が崩れ住宅2棟が全壊し、1名が負傷した。また、28日18時15分ごろ、朝地町近地のJR豊肥線朝地〜竹田間で土砂崩れが発生し普通列車6本が運休したのをはじめ遅延が相次いだが、29日の早朝には復旧した。このほか、県内の道路は崖崩れのため12箇所で通行止め等がおこなわれた。(その他)30日、大山町と上津江村、中津江村の小・中学校では地滑りや土砂崩れの危険があるため臨時休校した。

【出典:大分県災異誌 第6編(平成3年-平成12年)(2002.3)】

【平成5年6月大雨】

【出典:1993/6/29 9:00の天気図】

災害データ

最低気圧
-
最低気圧観測地
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最低気圧観測日時
-
最大風速の風向
-
最大風速
-
最大風速の観測地
-
最大風速の観測日時
-
累積最大降水量
412ミリ
累積最大降水量観測地
釈迦岳
日最大降水量
259ミリ
日最大降水量観測地
釈迦岳
最大日降水量の観測年月日
1993/6/29
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
釈迦岳
最大1時間降水量の観測年月日時間
1993/6/29 19:00
死者・行方不明者数
-
負傷者数
4人
住家全壊/全焼数
2戸(棟)
住家半壊/半焼数
-
住家一部損壊数
1戸(棟)
床上浸水数
1戸(棟)
床下浸水数
1戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
257か所
橋梁被害
-
山・崖崩れ
6か所
被害総額
5,085,950 千円

主な被害

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民家の裏山が崩れ住宅2棟が全壊し、1人が負傷した。

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