大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【大正14年8月日田地方を震源とする地震】日田郡東有田村

|災害番号:003001|固有コード:00300102

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市町村
日田市

概要(被害)

東有田村では井戸の水が濁り、人家の宅地に長さ6間(約11メートル)、幅5分(約1.5センチ)の亀裂が生じた。

災害概要

日田地方を震源とするマグニチュード4.4の地震。8月4日から13日の間に21回の有感地震が起きている。

8月4日より13日にわたり、大分県日田郡日田町付近を震源とする、顕著なる地震数回あった。この震源地は大正4年にも活動してやや強き地震を発し、引き続き数回の余震があって、筑後川上流域における著明なる震源地の一である。
今回の地震は大正4年のものよりも一層顕著で、4日に7回、9日に3回、10日に6回、11日に4回、13日に1回、合計21回の余震があった、その中やや著しく福岡測候所の地震計に感じたものは5回あって、特に10日午前9時37分のものは震動最も強く、日田町では人々戸外に逃出し、西有田村では家屋の動揺烈しく、器物倒伏、液体の溢出等があって、大字中尾では地面より清水が湧出したところがあり、東有田村では井水が汚濁し、人家の宅地に長さ6間、幅5分の亀裂を生じた、この地震は本県(編集者注:福岡県)の南部および中部地方まで感じたが、震源地では震動の強い割合に、局発性のものであったから震域は極めて狭隘であった。

【出典:福岡県災異誌(福岡測候所,1936)】

災害データ

地震発生時間
09:37
マグニチュード
4.4M
震源の深さ
-
最大震度
-
最大震度観測地
-
津波有無
-
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
-
床下浸水数
-
道路被害 ※事前通行規制は除く
-
橋梁被害
-
山・崖崩れ
-
被害総額
-

主な被害

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西有田村では家屋の揺れが激しく、食器が倒れたり、液体が溢れたりした。中尾では地面より清水が湧出したところがあった。

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