被害国東半島沖
|災害番号:010580|固有コード:01058001
概要(被害)
【平成9年5月濃霧】国東半島の約5キロメートル沖の海上で、LPGタン力一「第60いづみ丸」(499トン)とタンカー「第21—洋丸」(199トン)が衝突した。大分海上保安部の調べによると、衝突で「第21一洋丸」の左舷一番タンクが縦1メートル、横3メートルにわたり破損し、積荷のガソリン約50キロリットル(ドラム缶約250本分)が海上に流出した。「第60いづみ丸」は船首部がへこんだだけで油の流出はなかった。両船ともけが人はなかった。ガソリンが気化を続けているため、引火して爆発する危険があるとして、同保安部は消防艇一隻、巡視船三隻、ヘリコブターを出動させ、半径1キロメートル以内に立ち入らないように近くの船舶に警報を出した。17時過ぎにはガソリンはほとんど気化し、ガス濃度はゼロとなり危険な状態は解消した。