被害【平成5年5月濃霧】
発生期間 平成5年5月19日-
- 市町村
- 大分市 杵築市
概要
移動性高気圧に覆われた18日夜、放射冷却で冷やされた空気が海上に流れ出し、沿岸部で蒸発霧が発生した。大分市では18日23時ごろから視程が1キロ未満となり、19日6時には500メートルとなった。この霧は、太陽がのぼり昇温するとともに7時ごろ消散した。
この濃霧のため、19日0時48分ごろ、佐賀関町関崎燈台から北東約8.8kmの早吸瀬戸で貨物船同士(4999t、698t)が衝突し、衝突部から浸水したが5度程度傾いただけで、両船とも乗組員には怪我はなかった。また、この他にも杵築市の臼石鼻の南方約5kmの海上でタンカー同士(999t、199t)が衝突した、これは操船ミスとみられる。
【出典:大分県災異誌 第6編(平成3年-平成12年)(2002.3)】

【出典:1993/5/19 9:00の天気図】