被害【昭和61年10月少雨】豊前海
|災害番号:009620|固有コード:00962001
概要(被害)
台風の襲来がなく、高気圧に覆われる日が多かったため、海水中の栄養塩が不足し、豊前海の全域で養殖ノリに赤ぐされ病が発生し、出荷の最盛期を迎えたが収擭できない状態となっている。
災害概要
9月の上~中旬にかけ九州付近には秋雨前線が停滞し、比較的明瞭な秋りん現象が現われた。このため県西部から北部にかけての9月の月降水量は平年並となったが、9月下旬頃からは秋雨前線の活動も弱まり、また、台風の来襲が1件もなく、高気圧に覆われる日が多かったことなどから10月の月降水量は全域で平年比の40%以下となった。この傾向は、12月上旬まで続いた。特に11月は少なく、東部沿岸部で平年の10%、宇目ではわずか2%であった。大分市の少雨記録は10、11月ともに観測開始以来第3位、日田ではいずれも第5位の少雨の記録となった。また、期間中の10月31日には、日田市内で初氷と初霜が観測された。10月31日の初氷の観測は、日田測候所開設以来最も早い記録となった。
少雨と11月中旬の高温のため海水中の栄養塩が不足し、豊前海の全域で養殖ノリに赤ぐされ病が発生し、出荷の最盛期を迎えたが収擭できない状態となっている。(12月25日)津久見市保戸島では、12月に入って給水制限を実施、給水船で水の緊急輸送を開始した(12月10日)、12月14日に県下でまとまった雨が降ったため少雨による農作物への影響は解消された。
【出典:大分県災異誌 第5編(昭和56年~平成2年)(1991.12)】
災害データ
- 死者・行方不明者数
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- 負傷者数
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- 住家全壊/全焼数
- 戸(棟)
- 住家半壊/半焼数
- 戸(棟)
- 住家一部損壊数
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- 床上浸水数
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- 床下浸水数
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- 道路被害 ※事前通行規制は除く
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- 橋梁被害
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- 山・崖崩れ
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- 被害総額
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