大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【昭和59年1月積雪・異常低温】

発生期間 昭和59年1月16日-昭和59年2月22日 |災害番号:009460|固有コード:00946000

災害の種別
冷害
市町村
別府市

概要

強い冬型の気圧配置で、西日本には北からの寒気が流れ込みやすく、気温は1月中ごろから2月中旬過ぎまで、平年を2~4度(平均気温)下回る厳しい寒さが続いた。大分市で1月下旬の平均気温が2.6度と3度以下になったのは昭和38年の2.0度以来の記録で、また2月上旬の平均気温が1.6度と2度以下になったのも昭和38年の2.0度以来の記録となった。

(交通障害)31日は雪と路面凍結のため県内のほとんどの道路で通行規制が行なわれた。九州横断道路の城山と国道210号線の湯布院間で全面通行止、各地でスリップ事故が相次だ。また、竹田・玖珠・中津・安心院等の山間部を走るバス路線は全面運休したのをはじめ、平野部でも一部運休があった。国鉄の列車にも一部運休や遅延があった。大分空港の滑走路は積雪12cm(31日09時)、このため31日午前中の便は全便欠航となった。(停電)積雪で送電線がたわみショートする事故が相次ぎ、31日午前3時過ぎから宇佐9,300世帯、国東4,700世帯が停電。また、午前8時20分ごろ西大分変電所の遮断器が燃える事故が起き、大分市で82,700世帯、別府市内で62,100世帯の大停電が発生し、その他の地域でも停電があった。午前9時半過ぎまで大分・別府市の国・県道など主要幹線で計200か所の交通信号機が点滅せず交通が混乱した。(休校)県教委のまとめによると、臨時休校は小学校298校(休校率72%)、中学校102校(同62%)公立高校46校(同79%)になった。

【出典:大分県災異誌 第5編(昭和56年~平成2年)(1991.12)】

災害データ

死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
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住家半壊/半焼数
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住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
7か所
橋梁被害
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山・崖崩れ
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被害総額
152,277 千円

主な被害

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20センチメートル近い氷が張ってきたため、28日から4年ぶりに天然スケートリンクとして一般開放することになった。

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