大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【昭和57年7月赤潮】

発生期間 昭和57年7月26日-昭和57年8月3日 |災害番号:009290|固有コード:00929000

災害の種別
長雨
市町村
宇佐市

概要

7月中旬から下旬前半にかけての長雨で陸上の有機物が大量に海に流れ込み、また塩分濃度が低下したのに加え、26日以降天候が回復し強い日ざしなどの影響で赤潮の原因となるプランク卜ンが異常発生した。

26日朝、宇佐市沖の豊前海で発生した赤潮は、29日には中津市沖から豊後高田市沖までの約20㎞間、沖合700~800mのところから幅約6㎞にわたって帯状に広がった。1日には杵築市から国東半島にかけての沿岸部でも大規模な赤潮が発生し、赤潮は3日に終息した。赤潮により、国東半島の浜辺にはアナゴ・アワビなどの魚介類が大量に死んで打ちあげられたほか、宇佐市の長洲漁協では、この時期一日約700万円の水揚げをしているが26日以降、全く出漁出来ない状態が続いている。(7月30日、8月2日 大分合同新聞)大分県漁政課に各漁協から申請のあった、申請被害総額は2億5.778万円となった。(大分県漁政課調べ)

【出典:大分県災異誌 第5編(昭和56年~平成2年)(1991.12)】

災害データ

死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
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山・崖崩れ
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被害総額
57,240 千円

主な被害

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26日朝、宇佐市沖の豊前海で赤潮が発生。29日には中津市沖から豊後高田市沖までの約20キロの間、沖合700~800メートルのところから幅約6キロにわたって帯状に広がった。

長雨で陸上の有機物が大量に海に流れ込み、強い日差しなどの影響で発生した赤潮のため、この時期一日約700万円の水揚げをしているが26日以降、全く出漁出来ない状態が続いている。

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