被害【昭和57年7月ひょう・落雷】宇佐郡院内町副
|災害番号:009280|固有コード:00928001
- 市町村
- 宇佐市
概要(被害)
18時すぎ、農道で主婦が雷に打たれ死亡した。
災害概要
能登半島に中心を持つ低気圧から山陰を経て九州北部にのびる前線がゆっくり南下し、また、県下は太平洋高気圧の周辺部にあたり南から暖気が流れ込んだため大気が不安定となり、28日15時過ぎから県下で夕立があった。特に湯布院・玖珠・院内町では雷を伴い短時間に強い雨が降り、湯布院では16時に33ミリ、玖珠では17時に16ミリ、院内では18時に23ミリの1時間降水量が観測されたほか一部の地区では降ひょうもあった。
玖珠地方では28日15時過ぎから2~3時間にわたって夕立があり、玖珠町山浦地区ではこの間の20~30分間にわたって直径が2.5~3㎝のひょうが降り農作物が被害を受けた。院内町では、17時10分ごろから約30分間、激しい雷雨があり、同町櫛野地区を中心に約10分間突風とともに小指の先ほどのひょうが降り、一時地面が真っ白くなるほど降った。また、同町副では18時すぎ、農道で主婦が雷に打たれ死亡した。(28,29,30日 大分合同新聞)
大分県の調べによると、このひょうにより出荷時期に入ったトマトが傷だらけになったほか、スイ一トコーンやセロリは葉に穴が空いてほぼ全滅になるなど、農産被害額は5,724万円となった。
【出典:大分県災異誌 第5編(昭和56年~平成2年)(1991.12)】
災害データ
- 死者・行方不明者数
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- 負傷者数
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- 住家全壊/全焼数
- 戸(棟)
- 住家半壊/半焼数
- 戸(棟)
- 住家一部損壊数
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- 床上浸水数
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- 床下浸水数
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- 道路被害 ※事前通行規制は除く
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- 橋梁被害
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- 山・崖崩れ
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- 被害総額
- 57,243 千円