大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【昭和51年8月異常低温(冷害)】玖珠郡九重町飯田

|災害番号:008590|固有コード:00859001

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市町村
九重町

概要(被害)

特産の高原野菜のキャベツ・レタス・白菜などが、収擭ゼロに近い打撃を受けた。

災害概要

太平洋高気圧が弱く、8月下旬半ばには、初秋に転換し、9月は、大陸の高気圧が強く、これに覆われる日が多かったので、気温が、非常に低かった。また、台風や前線の影響で降水量も多かったので、日照時間が少なかった。この傾向は、弱くはなったが10月半ばごろまで続いた。このため、特に、高地の稲や野菜に被害が出た。

北海道や東北地方の冷害ほどひどくはないが、九州地方でも、稲の収穫が進むにつれて被害が表面化し、戦後最大といわれる九州全体では、総栽培面積の24パーセントに当たる、86,400ヘクタールに被害が出た。(九州農政局調べ)この冷害に農家は、大きな打撃を受けている。大分県玖珠郡地方がひどく、収獲の半分以上が、規格外米(くず米)という農家もある。その他ミカンにも1割程度の減収が、見込まれている。
7月の低温で、同地方の出穂が、安全限界日(8月10日)から1〜3週間遅れており、住民は、9月の残暑による回復を、期待していた。
大分玖珠地方は、標高800メートルの千町無田を中心とした、飯田地区が特に被害が大きかった。なかでも、千町無田はここ数年は、1反当たり8俵以上を誇ってきたが、いまの調子では、40パーセントがやっとで、220ヘクタールの同地区は、全体でも50パーセントの減収と被害は大きい。さらに、同地区特産の高原野菜のキャベツ・レタス・白菜などにも、収擭ゼロに近い打撃を与えた。九州農政局の調べでは、大分県の冷害面積は、24,300ヘクタールに達した。

【出典:大分県災異誌 第4編(昭和46年~55年)(1981.12)】

災害データ

死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
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住家半壊/半焼数
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住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
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山・崖崩れ
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被害総額
4,284,895 千円

主な被害

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収獲の半分以上が、規格外米(くず米)という農家もある。その他ミカンにも1割程度の減収が見込まれている。

ここ数年1反当たり8俵以上を誇ってきた収穫が、40パーセントに落ち込む見込み。220ヘクタールのこの地区は、全体でも50パーセントの減収と被害は大きい。

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