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被害【昭和48年9月落雷】東国東郡国東町

|災害番号:008240|固有コード:00824001

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市町村
国東市

概要(被害)

寒冷前線の南下にともない、沖合の漁船(3トンあまり)の帆柱に落雷、ショックで海に落ちた1人が行方不明になった。

災害概要

日本海を発達した低気圧が東進したので南よりの風が強く、フェーン現象を起こして気温が高くなり、大分地方気象台では、35.4度の日最高気温を観測し、9月の極値を更新した。さらに、寒冷前線が南下してきたので発雷し、かなりの被害が出た。

1日午後激しい雷が発生15~20時の間に各地に落雷して被害が出た。臼杵市では、落雷による停電のため上水道の揚水モーターが止まり、7500世帯が断水した。さらに緒方町の送電線に落雷し、竹田市付近の1万2千世帯が停電した。また、大分市鶴崎住友化学の廃ガス放出塔に落電しプロパンなどが燃えた。国鉄日豊本線大在~坂の市駅間の信号保安装置にも落電し、列車11本が1時間近く遅れた。国東半島でも激しい雷雨があり、国東町沖合の漁船(3トン余)の帆柱に落電し、ショックで海に落ちた1人が行方不明になった。安岐町では1人が感電死し、神社の老松が折れて燃えた。空の便も遅延や欠航などがあった。

【出典:大分県災異誌 第4編(昭和46年~55年)(1981.12)】

災害データ

死者・行方不明者数
2人
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
-
床下浸水数
-
道路被害 ※事前通行規制は除く
-
橋梁被害
-
山・崖崩れ
-
被害総額
-

主な被害

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寒冷前線の南下にともない、1人が感電死、神社の老松が折れて燃えた。

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