災害【昭和18年1月火災】
発生期間 昭和18年1月-
- 災害の種別
- 火災
- 市町村
- 中津市
概要
下毛郡耶馬溪羅漢寺全焼。麓の部落の火災が約4町上の山林に飛び火して羅漢寺に延焼、同寺全焼(損害11万円)(大分合同新聞記事)
【出典:大分県災害誌 資料篇(1952)】
災害データ
- 死者・行方不明者数
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- 負傷者数
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- 住家全壊/全焼数
- 1戸(棟)
- 住家半壊/半焼数
- 戸(棟)
- 住家一部損壊数
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- 床上浸水数
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- 床下浸水数
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- 道路被害 ※事前通行規制は除く
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- 橋梁被害
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- 山・崖崩れ
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- 被害総額
- 110 千円
主な被害
マップを見る住宅から出火、折からの強風に煽られて付近13戸を焼き、約4町上の羅漢寺付近の山林に飛火、燃え広がって寺に延焼した。堆肥置場から発火したものらしい。出火とともに上津村、東耶馬渓村の両警防団が出動して消火に努めた。
【出典:大分合同新聞 1943年1月31日付朝刊1面/2月1日付朝刊3面】
麓の集落の火災が山林を伝い、延焼。羅漢寺の本堂、庫裏、寺宝陳列室、指月庵など烏有に帰した。損害は羅漢寺10万円、そのほか1万円で、牛1頭が焼死した。焼失した寺宝の主なものは閻浮提金観音像、禅海自筆の遺品や古書など多数あり惜しまれている。なお、隣保班婦人モンペ部隊の活動めざましく、僧禅海建立と言われる禅海堂、智剛寺などが無事だったのは必死の活動によるものだった。
【出典:大分合同新聞 1943年2月1日付朝刊3面】