大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【天保7年春霖雨・不作】

発生期間 天保7年春-天保7年夏 |災害番号:001810|固有コード:00181000

災害の種別
長雨
市町村
宇佐市

概要

春以来雨降り続き、麦腐り、稲植付は出来たが稲は雨に萎縮して生いたたず(大宇佐郡史論)

【出典:大分県災害誌 資料篇(1952)】

周防・長門・筑前・筑後・豊前・豊後・肥前・肥後 りん雨 全国的に天候不順で、5月ごろから雨降り、6月、土用も晴天はわずか2、3日で、8月ごろまで降り続き、麦は腐り、稲・あわは熟さず、全国的に凶作、ききん。
防長は6月11、12日(7月24、25日)開藩以来のこう水で、秋は不作。筑前は春は雨がち、5月ころから土用半ばまで昼夜降り続き、5月29日(7月12日)の大雨で中川の土手が切れ、福岡こう水。筑後川6月15日こう水、宮地1丈7尺2寸、7月7日(8月18日)石橋口1丈2尺。
憮然が7月7日珍しい大雨でこう水。豊後は春以来雨多く、麦腐り、稲は植え付けたが生育せず。肥前も夏りん雨、こう水。肥後は5月から7月初旬にかけて降雨、出水多く、8月に至ってようやく晴れたが、虫害が発生、なかでも7月6〜8日は大雨で、7日昼から大風。

肥後・豊後 冷夏 全国的に冷夏、肥後では冬衣を着用、豊後では6月21、22日(7月4、5日)降雪。ききんとなる。

【出典:西日本災異誌(日下部正雄,気象庁研究時報11(5),1959)】

災害データ

死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
か所
山・崖崩れ
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被害総額
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主な被害

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春以来雨が降り続き、麦は腐り、稲を植えることはできたものの、雨により成長が悪かった。

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