大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
復興デザイン教育研究センター(CERD)

被害大分市

|災害番号:099360|固有コード:09936001

市町村
大分市

概要(被害)

6人が軽傷。また電線が切れるなどしておよそ300世帯が停電した。

災害データ

主な被害

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14日から地区につながる県道が雪で通行止めになった。さらに、地区の4世帯7人と電話でも連絡がつかず、安否が確認出来ない状態が続いた。15日になって、市の職員が地区を訪れて安否を確認した。16日午前には道路の除雪も終わり、孤立状態は解消された。

東神野地区と泊地区は14日から地区と市内中心部を結ぶ県道や国道が通行できなくなり、2つの地区に住むあわせて53世帯94人が一時的に孤立した。いずれも16日夕方までに道路の除雪が完了し住民の安否が確認された。

東神野地区と泊地区は14日から地区と市内中心部を結ぶ県道や国道が通行できなくなり、2つの地区に住むあわせて53世帯94人が一時的に孤立した。いずれも16日夕方までに道路の除雪が完了し住民の安否が確認された。

3つの小学校の児童と教員、あわせて128人が周辺の県道が雪で通れず帰宅できなくなった。帰宅できなくなったのは、大分市立中島小学校、住吉小学校の3校の5年生の児童と教職員。3校は、おとといから施設で宿泊訓練を行い、14日夕方にそれぞれ小学校に戻る予定だったが、周辺の県道が雪で通れず、帰ることができなくなっていた。大分県が徹夜で除雪作業を行って午前10時半前に通れるようになり、児童たちはバスで施設を出発した。昼過ぎまでにそれぞれの小学校に戻った。

市道から農業用のトラクターがおよそ2メートル下に転落し、運転していた近くに住む57歳の男性が下敷きになっているのが見つかった。発見時は意識がなく、市内の病院で手当てを受けたが、およそ2時間後に死亡した。男性は、農業用のハウスが雪の被害を受けていないかを確認しにいく途中だったと見られている。現場の市道には昨夜から降り続いていた雪がおよそ80センチ積もっており、警察は雪でトラクターが滑って転落した可能性もあるとみて調べている。

1人が軽傷、電線が切れるなどしておよそ4900世帯が停電した。停電の影響で5か所で信号機が使えなくなった。また47か所で農業関連の施設の被害があった。

3人が軽傷、電線が切れるなどしておよそ3800世帯が停電した。また33か所で農業関連の施設の被害があった。

ホテルで50代の従業員の男性が、階段で足を滑らせてけがをし、病院で手当てを受けた。

JR久大線の天ヶ瀬駅〜杉河内駅の間で、普通列車が線路の上に倒れていた木に乗り上げて脱線した。当時、列車には乗客の男性2人と運転士のあわせて3人が乗っていて、このうち乗客の55歳の男性が肩や顔にけがをして病院で手当てを受けた。現場の線路の上にはおよそ30メートルの長さの木が倒れていた。現場付近では雪が降り続いていたため、雪の重みで木が倒れた可能性があるとみている。この事故や雪の影響で、JR久大線は大分駅〜日田駅間で終日、運転を見合わせた。

【出典:鉄道事故調査報告書 RA2014-8(平成26年8月29日)(運輸安全委員会)】

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